自分の足で街を知ろう~防災意識~
普段、電車や車ばかりだと、道を覚えられない。
私は、ランニングを始めるまで、自分は方向音痴だと思っていた。
だから、友達と一緒の時には、いつも人に頼って道を覚えることを放棄していた。
たまに、土地勘がない駅(特に地下鉄)を利用すると、大変だった。
駅で地図を見ても、階段を登ると行きたい方向がどっちだか、よく分からなくなっていた。
ランニングと防災意識
ランニングを始めて、自分の足で移動するようになると、まず地図を見ることが苦でなくなった。
ゴールを決めないとランニングにならないから、真剣に地図をみた。
そうすると、道をだんだん覚えるようになった。
地図を見た後ランニングをすると、体の刺激があるからか、さらに記憶の定着も良くなった。
いろいろな場所を走るのが楽しかったので、家から東西南北どの方向にも走っていった。
そうすると、道路の名前を覚え、どの道が走りやすいかも分かってきた。
点と点が線になり、線の方向も頭の中に入っていった。
たまに、線路や高速道路入口では、横断歩道がなく、自分の行きたい方向に進めない道があったりする。
災害時には、人が大勢いたり道に障害物があったりして、渋滞になっているかもしれないから、Uターンができないかもしれない。
このような場所を知っていると、回り道をしなくて済む。
さらに、橋や線路の踏切は、歩道が狭いので、人が集中する場合があって危険、こういったイメージを普段からしておくことは、とても大切だと思う。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
意外なメリットは、登り坂・下り坂も覚えられること。
登り坂は、苦しいから体が覚える。
これは、車や電車だと分からないし、覚えない。
自分の足を使っているからこそ、覚える。
津波や台風での浸水は、土地の高低差を頭に入れておく必要がある。
河川や海からの距離も把握しておいた方がいい。
河川敷の近くや地下鉄の駅には、浸水予想の看板があって「この付近は、〇川が氾濫の場合2mまで浸水します」と書いてある。
ほんの1~2キロの距離の差で、2mが倍の4mになったりする。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
3・11の東日本大震災の時には、仕事の場所から5キロの自宅まで歩いて帰った。
幹線道路は大混雑だった。
普段なら、1時間半でつく距離が2時間半もかかった。
細い道を知っていれば、時間は短かったかもしれない。
ランニングをしている時は、必ず腕時計をしているので、地図を見なくても大体の走行距離が分かるようになった。
信号待ちとか、歩行者が多いと同じ距離でも、時間は変わってくる。
実際に走ったり、歩いたりして道を知っておくことは、重要だ。
歩いても防災意識は高められる
以前、防災に関する仕事をしたことがある。
その時に、再開発のタワーマンションの敷地内では、防災用のマンホールトイレやかまどベンチを設置することを知った。
近くのマンションにもかまどベンチの表示があって、仕事との共通点を身近に発見して嬉しかった。
これは、ランニングだと発見しにくい。
普段と違う道を通ったり、犬の散歩をするときに探してみると、いざという時に役立つと思う。
まとめ
防災のガイドブックでは、
「避難場所を確認しよう」「帰宅経路を確認しよう」
いうアドバイスはあるけれど、もう少し踏み込んで、
✅大通り以外の帰宅ルート
✅公園(トイレや水飲み場、かまどベンチ)
✅学校や市役所(備蓄や帰宅困難者の受け入れ、その他災害情報の掲示)
を普段の通勤や散歩のときに意識しておくことをオススメする。
自分専用のマップを作っておくのもいいかもしれない。
災害の時は、ケイタイが使えないか、電池を大切にするため、紙で保存しておいた方がいいと思う。
#毎日note
#防災 #防災意識 #地震 #台風
#ライフハック
#ランニング #散歩
#仕事 #自宅
#防災トイレ #かまどベンチ #マンホールトイレ
#帰宅困難
#みんなの防災ガイド