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宇宮7号
2024年7月29日 08:06
宇宮7号です。普段は絵を描いたり、世界史の解説動画を作ったりしています。上橋菜穂子ファンです。今回は、短編集『流れ行く者』収録の「浮き籾」の話をします。「浮き籾」は、幼少期のタンダ視点で描かれた物語です。文中の端々に、タンダの生きづらさみたいなものが垣間見えて、何度読んでも苦しくなります。折にふれ色々思うところをSNSに叫んだりしていたのですが、ちょっとそれでは我慢ならなくなったので、ここ
2024年3月15日 01:02
宇宮7号と言います。普段は絵を描いたり世界史の授業動画を作ったりしています。上橋菜穂子ファンです。最近は青い空(SNS)で上橋作品について話しているのですが、そこで「守り人シリーズ」と『獣の奏者』の年齢考察をしたので、こちらにもまとめておきます。これで、「ジグロって何歳で死んだんだろう」とか「ジェシっていつ産まれたんだろう」とかいう疑問がふと湧いた時も大丈夫です。(謎需要)(この記事は「守り
2024年2月11日 23:10
こんにちは。宇宮7号と言います。普段は絵を描いたり世界史の解説動画を作ったりしています。上橋菜穂子ファンです。守り人シリーズのaudible化によって、シリーズ全体を読み返し/聴き直しする機会が増えたのですが、読めば読むほど、バルサとタンダの関係に「なにこの二人……なに……?」と打ち震えるばかりなので、ちょっと細かくまとめてみようと思います。作者はこの二人の“つれあい”関係を描くに
2023年7月28日 03:03
こんにちは。宇宮7号といいます。絵を描いたり世界史の動画を作ったりしている人間です。上橋菜穂子ファンです。私は上橋菜穂子(敬称略)が書く世界や人間は総じて好きなのですが、誰が印象に残ってますかと言われると間違いなくラフラ〈賭事師〉のアズノという老女をあげます。同じ人は多いと思います(偏見)。番外短編での一回きりの登場(存在は本編にて示唆)にも関わらず、その立場の頼りなさを象徴するような