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うみと はるか
2024年5月20日 23:06
芥川龍之介の随筆が好きだ。正直、小説は、堅苦しい感じがして難しかった。角川文庫の『羅生門・鼻・芋粥』に収録されている「尾形了斎覚え書」は、漢字が多くて読みづらそうだったから、飛ばした。そんななかで、「大川の水」に出会った。川の水の描写が目に浮かぶようだったし、何よりも、「大川」を、そして「東京」を愛する芥川の心が素敵で感動した。「大川」そして「東京」への「好き」が伝わってくる。心が