【更年期の血管運動症状】
Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!
・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!
前回は、睡眠覚醒の制御に関わるオレキシンについてお伝えしました!今回は、更年期障害の要因となる血管運動症状が睡眠にもたらす影響について考えていきます!
血管運動症状と睡眠
ホルモンバランスの変動が大きい更年期には、「冷え」や「ほてり」、「発汗過多」、「動悸」などの症状が起こりやすく、これらは血管運動症状と言われています。自律神経の働きが密接に関わっており、血管径を調整する血管運動神経の働きが乱れることで発生するとされています。
血管運動症状により睡眠が影響を受けることも少なくありません。実際、睡眠効率および睡眠の継続性低下と関連しており、中途覚醒を起こしやすいことが報告されています。一方で、睡眠は中断されても総睡眠時間にはほとんど影響がないこともわかっています。しかし、それは睡眠の質が低下しているということであり、質が低下することで、睡眠障害による悪循環が生まれてしまう可能性があります。
体温変化と睡眠障害
卵巣エストラジオールが著しく減少し、更年期に移行すると体温変化への感受性が高まり、深部体温も大きく変動します。しかし、深部体温の上昇に比べて体温調節閾値が低くなっており、こもった熱を放出するのに時間がかかり、ほてりや寝汗の持続時間が長くなってしまうようです。閉経後後期には、深部体温が閉経前に比較して平均的に低くなるため熱のこもりも解消されやすくなるようです。
まだまだ暑い時期が続きますが、体温変化は自律神経の負担が大きくなってしまいます。急激な体温変化や涼しい室内と外気温の差は自律神経を疲労させて、更年期症状を悪化させてしまう可能性があります。身体がスムーズに移行していけるように、睡眠への影響を最小限に抑えるために日常の体温管理を気をつけてみてください!
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