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投資#302 学歴はアイデンティティ?


書籍の情報


書名:日本の分断 切り離される非大卒者たち
著者:吉川 徹
発行所:株式会社光文社
発行日:2018年4月30日

書籍の抜粋


多くの読者が実感しているとおり、大卒層と非大卒層には、就いている職種や産業、管理職への昇進のチャンス、仕事を失うリスクの大きさ、求職時の有利・不利、そして賃金において明らかな格差があります。さらに、ものの考え方や行動様式も異なり、友人関係や恋愛や結婚においても同じ学歴同士の結びつきが強く、日常生活においても異なる学歴の人と接する機会が少ないなどの傾向があります。
加えて、大卒学歴を持つ父母は子どもの大学進学を望み、両親が非大卒であると、子どもの大学進学率が低い傾向があるため、ひとたび成立した学歴分断構造は、世代を超えた慣性をもちはじめます。
つまり、現代日本は、大学・短大に進学するかしないかの選択が、その後の人生を分断していく社会なのであり、しかもそれが世代を超えて繰り返され始めているのです。この観点で見直すと、さまざまに指摘される格差現象の少なからぬ部分は、大卒/非大卒のチャンスやメリットの違いを述べたものであるということがみえてきます。これが、学歴分断社会という考え方の概略です(吉川2009)。
(中略)
このことについては、「間違っていなかった」と胸を張りたいところですが、学歴分断社会は、だれもが薄々気付いていたけれども口にすることのなかった日本人の「社会常識」を、言葉にしてしまったもの、という評価を得て定着したようです。
若年ワーキングプア、正規・非正規格差、教育格差、勝ち組/負け組、上流/下流、子どもの貧困、さらには結婚できない若者、マイルドヤンキー、地方にこもる若者、地方消滅・・・・・・次々に見出される現代日本の格差現象の正体は、じつはすべて「大卒学歴の所有/非所有」なのだ―。
これを言葉にしてしまうのは、たとえていえば、某テーマパークの世界的な人気キャラクターについて「中に人が入っているのではないか」と公言してしまうようなものですから、「それ、言っちゃってもいいの?」というためいらいを感じるのはよくあります。
それにしても、わたしたちはなぜ学歴分断社会を直視するのを、これほどまでにためらうのでしょうか?
ひとつにはそれは、学歴というものが、変更することができないうえに無視することもできない、日本人にとって重要なアイデンティティになっているからです。アイデンティティに起因するチャンスやリスクを挙げ連ねることは、無用に人を傷つける結果になりかねません。
もうひとつの理由は、学歴・学校のプレゼンスはとても大きいのですが、その作用には功罪両面があって、単純に善悪を定めかねるところがあるということです。良いのか悪いのかはっきしりないグレーゾーンにあるものには触れないようにして秩序を守る、それがタブーというそのもの機能なのです。
(以下省略)

第3章 学歴分断社会
学歴分断社会・日本-直視されない構造

感想


抜粋した理由


やっぱり学歴は
大事ということかな?

と思い、読み始めました。

本文


―――1―――

さらに、ものの考え方や行動様式も異なり、友人関係や恋愛や結婚においても同じ学歴同士の結びつきが強く、日常生活においても異なる学歴の人と接する機会が少ないなどの傾向があります。

第3章 学歴分断社会
学歴分断社会・日本-直視されない構造

これは、類は友を呼ぶ
という感じなのでしょうね。

なんとなく似た人
たちと付き合いますよね。

結婚する前は、婚活に
励んでいましたね(笑)

いろいろな人に会いましたが、
最終的には学歴という点では
本書の通りです。

友人関係も然りですね。

―――2―――

若年ワーキングプア、正規・非正規格差、教育格差、勝ち組/負け組、上流/下流、子どもの貧困、さらには結婚できない若者、マイルドヤンキー、地方にこもる若者、地方消滅・・・・・・次々に見出される現代日本の格差現象の正体は、じつはすべて「大卒学歴の所有/非所有」なのだ―。

第3章 学歴分断社会
学歴分断社会・日本-直視されない構造

いろいろな言葉が
つくられてきましたね。

これらは、2000年過ぎ
からつくられたものでしょうか。

2006年の流行語大賞
では、

格差社会

がトップ10に入っていました。

また、勝ち組、負け組、待ち組が
ノミネートされていました。

教育格差はないですが、
「親ガチャ」も
2021年のトップ10に
入っていました。

上流/下流でしたら、
上級国民も思い浮かびます。

2015年と2019年に
ユーキャン新語・流行語大賞の
候補になった、とありますからね。

これの元は、
「大卒学歴の所有/非所有」
と言いきれたのがすごい!

なかなか簡単には
突き止められない
のではないかと
思うからです。

―――3―――

ひとつにはそれは、学歴というものが、変更することができないうえに無視することもできない、日本人にとって重要なアイデンティティになっているからです。アイデンティティに起因するチャンスやリスクを挙げ連ねることは、無用に人を傷つける結果になりかねません。

第3章 学歴分断社会
学歴分断社会・日本-直視されない構造

無用に人を傷つける
ことが避けられる
傾向にあり、

民度が高くていいな
日本人と思います。

でもどうして、
学歴がアイデンティティに
なっているのでしょうか。

日本人以外は、学歴が
アイデンティティに
ならないのでしょうか?

でも、ずばずば
言ってしまう人
たちには、

学歴がアイデンティティに
ならないのでしょうか?

よくわかりませんね。

まとめ

学歴はアイデンティティ?

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