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投資#346 貯金で対処できそう



書籍の情報


書名:がんになってわかったお金と人生の本質
著者:山崎 元
発行所:朝日新聞出版
発行日:2024年7月25日

書籍の抜粋


さて、では、筆者がいくらの治療費を払って、その内訳としてどうしても必要な支出がいくらだったかを説明しよう。切りのいいところで区切って数字をまとめてみる。
筆者は、2022年の8月24日に食道癌と診断が確定し、9月上旬から抗癌剤治療で2回入院し、その後10月27日に手術を受けて13日後に端因した。手術を中心とする治療として、この時点当たりで一区切りが付いたと考えていいだろう。
この時点で、筆者が医療費として直接支払ったお金は約235万円だった。入院の準備費用やタクシー代など治療に関連するその他の支出もあったが、医療費の領収書を整理してみると、この程度の金額だった。
ただし、この中の約160万円は、入院一日当たり4万円のシャワー付きの個室を選んだ筆者の意図的な贅沢によるもので、治療のためにどうしても必要だった費用ではない。ここには合計40泊した。この大学病院は個室の部屋代が相対的にやや高めだと後から分かった。近隣の大きな病院は3万円台半ばくらいの設定が多い。地方の病院だともっと安い場合が多いだろう。
病院の選択に当たっては、個室代などの価値を全く気にしていなかった。病院の症例数や執刀してくれる医師の経験や評判などで決定した。結果的に「当たり」だったと思うが、この点は真剣に選んだ。少々の値段の差よりも、受けられる治療の質が重要だと考えた。(普通の考えだと思う)。
個室を選んだ理由は、主に、消灯時間が自由であることや、原稿書きや電子メール、オンライン会議ができることなどだ。個室代分を稼ぎ出すほどに熱心に仕事をしたわけではないが、仕事に穴を空けずに済んだし、他の患者さんに気を遣わずに済んだので、これでよかったと思っている。
同じ病院でももっと高い部屋のオプションが複数あったし、4人一部屋の入院だと一泊約7千円なのだが、この片を自分の現状にとってほどほどだと判断した。
残る費用約75万円は、高額療養費制度の上限を適用しながら大学病院が請求した金額を支払ったものだ。筆者が仮に国民健康保険に加入するフリーランスであれば、この金額が大凡の「どうしても必要だった医療費」になる。大がかりな手術を伴う治療をしたにもかかわらず、「意外にたいした金額ではないな」と、日本の健康保険制度に関心・感謝した。
そして後日、望外で追加の感謝があった。筆者は2022年時点で東京証券業健康保険組合の加入者だったので、同組合が設定している、医療費一回の支払いが2万円を超えた部分を健康保険組合が補填してくれる制度が機能して、結局、筆者がどうしても支払わなければならなかった医療費は約14万円に過ぎなかったのだ。

第2章 がん保険はやっぱり要らなかった
治療にかかったお金はいくら?
衝撃の負担額

抜粋した理由

がん保険はやっぱり
要らなかったと
あります。

わたしもお金の
勉強をしますが、

保険はかけすぎて
はいけないと、
見聞きします。

その補強証拠として
メモっておこうと
思いました。

―――感想1―――

この時点で、筆者が医療費として直接支払ったお金は約235万円だった。入院の準備費用やタクシー代など治療に関連するその他の支出もあったが、医療費の領収書を整理してみると、この程度の金額だった。

第2章 がん保険はやっぱり要らなかった
治療にかかったお金はいくら?
衝撃の負担額

ああ、なかなか衝撃の
金額と思いました。

約235万円

これならば、保険に
と思ってしまいそうですが。

まあ、これは、
読者への興味付け
だったのだと思います。

―――感想2―――

ただし、この中の約160万円は、入院一日当たり4万円のシャワー付きの個室を選んだ筆者の意図的な贅沢によるもので、治療のためにどうしても必要だった費用ではない。

第2章 がん保険はやっぱり要らなかった
治療にかかったお金はいくら?
衝撃の負担額

個室を選ぶのは
なかなか機会が
ないと思います。

なるほど、こんな
相場何だねというが
つかめました。

個室で思い出したのは、
妻の出産時です。

上の子も、下の子も、
出産後は、個室が
空き次第、移りました。

コロナ前とコロナ後
でしたが、

コロナ前だと、
親族がわーっと
押しかけるので、

応接間でもだいぶ
人だかりになって
しまうから、

看護師さんたちの
視線は決していい
ものではなかった
気がします(笑)

個室に移ってからは、
そのような視線も
気にすることが
なくなったので、

結果的によかった
かなと思います。

また、下の子が
生まれた時は、
コロナ禍で、

出産時に立ち会えず、
面会も1時間以内
でしたが、

上の子も小さかった
ので、周囲に迷惑が
かからず良かった
かなと思います。

もちろん、妻への
感謝から、お好きに
どうぞという感じでした。

―――感想3―――

結局、筆者がどうしても支払わなければならなかった医療費は約14万円に過ぎなかったのだ。

第2章 がん保険はやっぱり要らなかった
治療にかかったお金はいくら?
衝撃の負担額

これを聞いてしまうと、
日本の医療制度は
すごいなと思います。

今は、せっせと、健康保険料
をおさめていますが、

あまり恩恵に預かりたい
とは思いませんが、

でも、安心できる制度ですね。

父が脳梗塞で救急搬送
されて、入院したときも、
本人は、医療費の安さに
落胆していました(笑)

ちょっと、ここらへんの
感覚は理解できない
のですが・・・。

また、先輩の奥さんも
しばらく働けなくなって
しまったときに、

健康保険を使った治療で、
その充実ぶりを聞いて
いましたので、

私の中では、医療費が
膨大になって支払えない
とおびえる必要はないと
認識しています。

がん治療でも、基本の
治療であれば、14万円で
収まってしまうのは、
驚きですね。

これならば、貯金で対処
できそうです。

まとめ

貯金で対処できそう


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