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投資#272 子どもの習い事にも選択と集中が必要


書記の情報


タイトル:小学生30億件の学習データからわかった 算数日本一の子どもを生み出した究極の勉強法
著者:今木 智隆
発行所:株式会社文響社
発行日:2023年7月6日

書籍の抜粋


Q2 子どもに習い事がたくさんあって忙しく、勉強があまりできていません
A.子どもの習い事は極力へらそう
B. 習い事で子どもの可能性を広げるのは勉強よりも大事なこと
どっち?
現代の子どもは忙しすぎる
みなさんはお子さんに「習い事」をさせているでしょうか?
学研教育総合研究所が2020年度に行った調査によれば、現在の小学生の実に75.2%、つまり4人に3人が、なんらかの習い事を行っているといいます。1989年(平成元年)の調査では、この割合が39.1%だったといいますから、30年余りで習い事をする小学生の割合はおよそ2倍になったことになりますね。
価値観の多様化した現代社会において、子どもの習い事やクラブ活動の種類は、一昔前とは比べものにならないほど多岐にわたります。学習塾、そろばん、書道、水泳、ダンス、バレエ、サッカー・フットサル、書当て、英会話、絵画、ピアノ・電子オルガン、将棋・囲碁、プログラミング・ロボット工作、科学実験・・・・・・最近では子どものYoutuber人気を反映して動画制作のスクールまであります。
習い事はよりどいみどり。その気になって探せば、子どもがやりたいこと、親がやらせたいことのたいていを習い始めることができます。
習い事で学校や家では得られない経験をすることで、子どもに新たな才能が開花することはあるでしょう。学校以外のコミュニティーに所属してさまざまな人と交流することも、子どもの成長には役立つかもしれません。
しかし、子どものためを思って何でもかんでも習わせた結果、習い事の数が増えていき、中には週7日、さらには1日に複数の習い事を掛け持ちさせられているような子どももいます。そのような子はRISUの受講生の中にもいて、年々数が増えている印象があります。
疲弊した脳では学べない!
Q1でもお話ししましたが、脳を効率的に使えるのは起きてからしばらくの間で、その後は新しい記憶が蓄積されていくにつれて情報処理能力が落ちていきます。朝起きてから12時間もたつと、脳はもうかなり疲れ切っています。
私たち大人だって、朝から働いて夕方の退社時間になると疲労困憊でしょう。そこから、スキルアップのために語学や資格試験の勉強に自主的に取り組んでいらっしゃる方もいますが、継続するには相当なモチベーションが必要です。
これは子どもも同じです。子どもの肉体がいくら若いからといって、スタミナが無尽蔵にあるわけではありません。朝から下校時間まで学校でさまざまな活動をした子どもの心身は、夕方には相当に疲れています。
放課後、そんな状態の子どもをいくつもの習い事に行かせたところで、果たしてしっかりと習得できるのでしょうか?習い事でさらに疲弊した脳で、学校の授業の復習などに取り組めるのでしょうか?
習い事は週に1つ、多くても2つに
私たちは、親からスケジュールを詰め込まれすぎて、ブラックなIT企業で過酷なノルマと長時間労働を強いられているプログラマーのように疲弊した子どもをしばしば目にします。そんな子どもたちに面談すると、みんなストレスや睡眠不足から顔色が悪く、「毎日忙しい」「疲れている」と子どもらしからぬ言葉を口にするんですよね。
こうなるともはや学校生活や日々の学習すらままなりません。習い事を通じて子どもに成長してもらいたいのに、習い事のせいでコンディションを崩壊して全部がダメになっている。これでは、本末転倒です。
RISUのビッグデータによれば、成績上位の子どもが3つ以上の習い事をしているケースはほとんど見られません(習い事が1つ、あるいは0のご家庭の割合は全体の48%。最大で2つにとどめているご家庭を含めると78%になります)。
つまり、学習内容をしっかりと吸収するためには、脳のコンディションを整えるための余裕がそれなりに必要ということです。余裕がない脳に新しい情報を詰め込もうとしても、吸収しきれず最終的にすべてが中途半端になるんですね。
お子さんが自発的な興味や強いモチベーションをもって通っている習い事であれば、そのまま通い続けてもいいでしょう。しかし、親御さんが「きっと将来に役立つだろうから」と強制しているような習い事は、決局たいしてモノにはなりませんから、スッパリと辞めさせることも大事です。そうすれば、子どもの学習効率が上がるだけでなく、親御さんも金銭的に楽になりますしね。

第1章勉強が得意になる子どもはどっち?

感想

抜粋した理由

子どもの習い事には
どれがいだろうか?
習わせすぎか?
など、いつも気にして
います。

そんなこともあって、
「子どもの習い事は極力へらそう」
なんて回答の
選択肢にあると、

読むのが止まり、
考えてしまいます。

本文


―――1―――

価値観の多様化した現代社会において、子どもの習い事やクラブ活動の種類は、一昔前とは比べものにならないほど多岐にわたります。学習塾、そろばん、書道、水泳、ダンス、バレエ、サッカー・フットサル、書当て、英会話、絵画、ピアノ・電子オルガン、将棋・囲碁、プログラミング・ロボット工作、科学実験・・・・・・最近では子どものYoutuber人気を反映して動画制作のスクールまであります。

第1章勉強が得意になる子どもはどっち?

ほんと多岐に
わたりますよね。

事業家がこれが
あったらいいだろうとか

この習い事なら儲け
られるだろうとか

いろいろと考えて
多くの習い事を
習うことができる
ようになりました。

選択肢がたくさんあるのは
いいことかもしれません。

これもまた
情報化社会と
同じですが、

情報が多いと
取捨選択する
必要性が出てきます。

命が無限ならば、
無限の量の情報を
読み込めばいいかも
しれません。

ただ、命は有限です。

有限の命で、
その時間で処理できない
ほどの情報があると
したら、

取捨選択する
以外に道はありません。

習い事も、
幼少期の時期は
限られていますから、

列挙された習い事を
すべてこなすのは
難しく、

こちらも取捨選択を迫られます。

選ぶのは難しい。
困ったものです。

友人は、子どもを
プログラミング教室に
通わせているようで、

今の習い事だなと
思っています。

うちの子は、昔からの
鉄板の習い事ですが。

―――2―――

これは子どもも同じです。子どもの肉体がいくら若いからといって、スタミナが無尽蔵にあるわけではありません。朝から下校時間まで学校でさまざまな活動をした子どもの心身は、夕方には相当に疲れています。

第1章勉強が得意になる子どもはどっち?

これも同感です。

ヤマハ音楽教室には
夕方通っているのですが、

60分のレッスンは、
この時間帯にはきつい
ようです。

それはうちの子に限らず、
他のレッスンを受けている
子も同じです。

途中で、集中力が切れて、
親にもたれかかって
くるのですよね。

ここで、「姿勢を正しなさい」
ではなくて、ギュって、
抱きしめます。

疲れている、
集中力が切れた、
そんなアピールだと
理解していますよ。

―――3―――

つまり、学習内容をしっかりと吸収するためには、脳のコンディションを整えるための余裕がそれなりに必要ということです。余裕がない脳に新しい情報を詰め込もうとしても、吸収しきれず最終的にすべてが中途半端になるんですね。

第1章勉強が得意になる子どもはどっち?

まだ子どもは
幼稚園に通って
いるので、

学習のことは
さほど問題になりません。

小学生になってからは、
考え物ですね。

今習わせている
習い事も続けさせて
あげたいとは
思っております。

ただ、学習に影響が
でてしまうのは
一番の考え物です。

ちなみに正解は、
「子どもの習い事は極力へらそう」
でした。

子どもの習い事にも
選択と集中が必要ですね。

まとめ

子どもの習い事にも選択と集中が必要


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