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投資#401 目指してもいいかも


書籍の情報

書名:不条理な会社人生から自由になる方法 働き方2.0VS4.0
著者:橘玲
発行所:PHP研究所
製作日:2022年3月18日

書籍の抜粋


アメリカでは、高収入のスペシャリストのあいだでフリーエージェント化が進んでいます。私はこれを時代の必然だと思いますが、その最大の理由は人間関係を選択できるようにした方が人生がずっと楽しくなるからです。
科学と技術のパラダイム転換である産業革命を経て、私たちの生活は劇的に変わりました。先進国では誰もが電気、ガス、水道に加えてクーラーのある家に住み、美味しくて安い食事を楽しみ、安くて快適な服を着ることが当たり前になりましたが、こんなことは近代以前には考えられませんでした。
中世では乳幼児の死亡率はきわめて高く、子孫を残すには女性はできるだけたくさんの子どもを産まなくてはならず、避妊法もないので頻繁に妊娠しましたが、出産は危険で大量出血などで死亡することは珍しくありませんでした。感染症にかかれば治療法がなく、ペストなどの伝染病が流行すれば人口の半分から3分の2が失われました。いずれも衛生管理がいきとどき医療が発達した現代ではあり得ないことです。
その結果、「先進国の貧困層でも中世の王侯貴族より豪華な暮らしをしている」と言われるようになりました。これはけっして皮肉ではなく、物理的に不快なことは世界からどんどんなくなっています。
しかしその割に、みんなそれほど幸福そうに見えません。というか、ますます不安や不満が募っているように思えます。なぜこんなことになってしまうのでしょうか。
その理由はさまざまでしょうが、誰もが日々感じているように、社会が複雑化するにしたがって人間関係がどんどん難しくなっていることが理由のひとつにあるのは間違いありません。医療の現場でモンスターペイシェントが大きな問題になっていますが、これはむかしと比べて日本人が「劣化」したというよりも、医療技術の進歩によって医師や看護師の説明を理解できない患者が増えたことが大きな要因になっているからでしょう。
こうした状況は日本だけでなく欧米でも同じです。アメリカ人のイメージはかつては、「ポジティブ能天気」でしたが、いまや精神的なストレスのために大量の抗うつ剤を飲みながら会社に通い、医師から処方されたオピオイド(麻薬性鎮痛剤)の依存症が深刻な社会問題になっています。テクノロジーによって生活がどんどん快適なるにつれて、すべての不愉快なものは人間関係からやってくるようになったのです。
現代社会では、私たちは市場から膨大な選択肢を提供されています。街には和食、中華、イタリアン、インド料理などたくさんのレストランがあり、どの店も長いメニューを用意しています。ファストファッションから高級ブランドまで洋服の選択肢もじつに多様で、「どうやって選べばいいかわからない」ことが逆に問題になっているぐらいです。
そのなかで、私たちの人生で「選択できない」ものがひとつだけあります。それが人間関係です。
ひとは生まれてくるときに親を選ぶことはできないし、養子などの特殊ケースを除けば親も子どもを選択することはできません。ここまでは当然ですが、多くのひとにとって職場の人間関係も「選択できない」のではないでしょうか。
パワハラやセクハラをする上司、ライバルの足を引っ張ることしか考えていない同僚、無能なくせにプライドだけは高い部下・・・・・・。そのストレスで健康を害しているひとが現代社会にはものすごくたくさんいます。
そのため「嫌われる勇気」が必要となるのですが、よく考えてみると、これにはもっとかんたんで効果的な解決方法があります。仕事の人間関係も選択できるようにすればいいのです。

不愉快なことは世界からどんどんなくなっている

抜粋した理由

世の中で飛び交う
ニュースには
あまりポジティブ
なことがありません。

ネガティブな、
不安を煽るものばかり
のような気がします。

でも、しっかりと
比較すれば、
理想からは遠いですが、
それでもよくなって
いるように思います。

―――感想1―――

その結果、「先進国の貧困層でも中世の王侯貴族より豪華な暮らしをしている」と言われるようになりました。これはけっして皮肉ではなく、物理的に不快なことは世界からどんどんなくなっています。
しかしその割に、みんなそれほど幸福そうに見えません。というか、ますます不安や不満が募っているように思えます。なぜこんなことになってしまうのでしょうか。

不愉快なことは世界からどんどんなくなっている

大学生の時に
フランスに旅行に
行きまして、

ロワール地方にも
行きました。

古城がたくさん
あるので見に行き
ましたが、

ドラクエの探検
気分を味わえて
楽しかった
のですが、

こんな北に位置して
この石造りの城は
とても寒かった
だろうなと
思いました。

現代はエアコンが
ありますし、

旅行時も携帯電話
がありましたし、

「中世の王侯貴族より
豪華な暮らしをしている」

には、納得感
があります。

物理的には確実に
豊かになって
いるはずですが、

幸せそうでない
というのは確かです。

精神的には
豊かになっていない
からでしょうか。

みんなそれほど
幸福そうに見えません

というのもそのとおり
かなと思います。

―――感想2―――

こうした状況は日本だけでなく欧米でも同じです。アメリカ人のイメージはかつては、「ポジティブ能天気」でしたが、いまや精神的なストレスのために大量の抗うつ剤を飲みながら会社に通い、医師から処方されたオピオイド(麻薬性鎮痛剤)の依存症が深刻な社会問題になっています。テクノロジーによって生活がどんどん快適なるにつれて、すべての不愉快なものは人間関係からやってくるようになったのです。

不愉快なことは世界からどんどんなくなっている

精神的なストレスは
どの国でも問題に
なっているのですね。

抗うつ剤を飲み
ながら仕事をして
いる人は周りにも
いますし、いました。

こういう大変な
思いをしている方々を
見ると、

社会が幸福から
遠のいているように
思えます。

アメリカでは、
麻薬性鎮痛剤
も利用可能なのですね。

日本はまだ使えない
とは思っている
のですが、

そのうち使えるように
なるのでしょうかね。

ここらへんは
アメリカが日本の
先を行っている
ように思います。

いずれは、日本も
そうなるのか・・・

そこは分からないですね。

―――感想3―――

そのため「嫌われる勇気」が必要となるのですが、よく考えてみると、これにはもっとかんたんで効果的な解決方法があります。仕事の人間関係も選択できるようにすればいいのです。

不愉快なことは世界からどんどんなくなっている

「嫌われる勇気」が
流行し、確かに、
助けになりました。

でも、その上を
いくものがある
のですね。

仕事の人間関係も
選択できるように
すればいいのか。

そのとおりだけど、
なかなか実現する
のは難しいのが
現状ではないでしょうか。

でも、これを
目指してもいいかもな
と思います。

まとめ

仕事の人間関係も選択できるようになることを目指してもいいかも


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