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投資#341 人間考えれば、いろいろな手が思い浮かぶ


書籍の情報

書名:NHK出版新書 ホワイトカラー消滅 私たちは働き方をどう変えるべきか
著者:冨山 和彦
発行所:NHK出版
発行日:2024年10月31日

書籍の抜粋


というわけで問題はここからだ。40代以上のホワイトカラーは何をすべきか。
そもそも40代以上は、就職活動時に採用が少なかった「氷河期世代」である。自分たちに責任はないのに、アンフェアな扱いを受けてきた世代なので、いわゆるグローバル企業のホワイトカラーになれたことは、ある種の「僥倖」という認識がある。
しかも、紆余曲折はあったかもしれないが、40代、50代になっても新卒で就職した企業にそれなりの待遇で居続けられている。そうなると、とにかく定年までい続けることがモチベーションとなり、今さら自己検証への動機が生まれてこない人が多いだろう。
しかし、このままでは、そうしたホワイトカラーこそ仕事がなくなる。不当な扱いを受けてきた世代をさらに突き放すようで忍びないが、やはり35歳モデルと同様に、今からでも遅くはないから自己検証を行うべきだ。
ただ、35歳モデルと異なるのは、40歳を過ぎると「固有名詞」の転職市場に放り込まれてしまう点だ。35歳ごろまでは、転職先に必要なスペックさえ満たしていれば転職できる。ところが、40歳を過ぎると即戦力としてバイネームで求められる。
これはプロ野球の人材獲得構造で見ればわかる。身体的能力が問われるアスリートのため
多少年齢はズレるが、20代の選手であれば「球が速い」「長打力がある」「守備がうまい」など、野球選手としてのスペックでトレードが行われる。しかし、30歳を超えた選手はスペックでは獲らない。ベテランになればなるほど「○○選手が欲しい」という固有名詞での指名になる。
したがって、現時点で所属する企業でキャリアパスが見えているのであれば、それに乗っていく選択肢もある。しかし、信じていたキャリアパスの目論見が崩れてしまった場合、手遅れになる可能性は捨てきれないから、やはり自己検証は行って、潰しが利くようにスキリン、リスキリングはしておいたほうがいい。
必ずやっておいたほうがいいメタ認知的な自己検証は、ビズリーチでもいいし、就職エージェントでもいいから、そこに登録して転職市場での自分の評価、自分のような年齢とスペックの求人情報を確認しておくことだ。今どきの20代、30代は多くがこれをやっている。若い世代は意外と一種の客観的自己評価をしているのだ。もちろん前にリベラルアーツ基礎編で示した科目について資格試験を受けたりするのも自己検証の手段の一つだ。
おそらく厳しい現実を突きつけられるだろうが、すべてはそこから始まるのだ。
今後のキャリアパスが怪しいと思っている人は、自分という人間は起業からどのように評価されているのか、この企業で評価を生み出せるかどうか、自分という固有名詞は外部市場ではどう評価されるのかなど、自問自答を重ねるべきだろう。これは年齢を重ねるほどシビアに行う必要がある。年を取るにつれて変容力は下がり、周りも即戦力性を期待するので、今の能力、技能レベルの認識は正確に把握しなくてはならないからだ。
結果、厳しい答えになったとき、取り得る選択肢は二つだ。一つは、誰に何を言われようと、周囲から蔑まれようと、徹底的に企業にしがみつく作戦だ。成功するかどうかはわからないし、リストラの憂き目に遭うこともあるだろうが、とにかく逃げ切るための手立てを必死に考えることである。そこで先述した、むしろ管理職的な出世は避けて現場エキスパートとしてリスキリングを継続しながら生き残る選択肢もある。
(以下省略)

第4章 悩めるホワイトカラーとその予備軍への処方箋
40代以上、能力やスキルをリアルに棚卸しできるか

抜粋した理由

アラフォー読書で
お伝えすべき、
アラフォーネタが
出てまいりました!

ということで早速
抜粋です。

―――感想1―――

しかも、紆余曲折はあったかもしれないが、40代、50代になっても新卒で就職した企業にそれなりの待遇で居続けられている。そうなると、とにかく定年までい続けることがモチベーションとなり、今さら自己検証への動機が生まれてこない人が多いだろう。

第4章 悩めるホワイトカラーとその予備軍への処方箋
40代以上、能力やスキルをリアルに棚卸しできるか

50代の上司は
あきらかにこの
逃げ切りを図って
いる感じです。

残念ですが、
アラフォーは、
これができないので、
自己検証を
するしかないですね。

潰しが利くように
潰しが利くように
とキャリアを
考えてきましたが、

年齢が上がってくると
それも効き目が
切れてきますね。

さて何をスキリング、
リスキリングすべきか。

―――感想2―――

必ずやっておいたほうがいいメタ認知的な自己検証は、ビズリーチでもいいし、就職エージェントでもいいから、そこに登録して転職市場での自分の評価、自分のような年齢とスペックの求人情報を確認しておくことだ。

第4章 悩めるホワイトカラーとその予備軍への処方箋
40代以上、能力やスキルをリアルに棚卸しできるか

これもよく聞きますね。
何度も見るということは、
それだけ共通した
ことなのでしょう。

何度か目にすることは、
何か普遍とまでは
言いませんが、

確からしいということで
採用ですね。

コロナ前には、
転職エージェントに
会ったことがあります。

おそらく厳しい現実を
突きつけられるたのですが、

会社員やっていながら、
会社員に向いていないのかも
と思いました。

でも、続けられています。

マネジメント経験を
要件にされることも
多く、

ああ、マネジメント経験
とも思いましたね。

―――感想3―――

結果、厳しい答えになったとき、取り得る選択肢は二つだ。一つは、誰に何を言われようと、周囲から蔑まれようと、徹底的に企業にしがみつく作戦だ。成功するかどうかはわからないし、リストラの憂き目に遭うこともあるだろうが、とにかく逃げ切るための手立てを必死に考えることである。そこで先述した、むしろ管理職的な出世は避けて現場エキスパートとしてリスキリングを継続しながら生き残る選択肢もある。

第4章 悩めるホワイトカラーとその予備軍への処方箋
40代以上、能力やスキルをリアルに棚卸しできるか

なんだなんだと
目を見張りますね。

徹底的に企業にしがみつく作戦

ああ、これが王道な
気もします。

もう一つはというと、

管理職的な出世は避けて
現場エキスパートとして
リスキリングを継続
しながら生き残る選択肢

これなんだか、
昨日見ていたYoutube
にあった気が・・・。

窓際FIRE
だったかな。

会社内に居心地の
良い場所を長年
かけてつくる

というものだった気がします。

人間考えれば、
いろいろな手が
思い浮かぶものですね。

まとめ

人間考えれば、いろいろな手が思い浮かぶ


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