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投資#257 高速バスの楽しみ方を考える


書籍の情報


タイトル:移動時間が好きだ
著者:Pha
発行所:株式会社幻冬舎
発行日:平成29年3月

書籍の抜粋


(前略)
高速バスには夜行便と昼行便があるけれど、僕は昼行便がお気に入りなので、できるだけ昼行便に乗るようにしている。
夜に出発して朝に目的地に着く夜行便に乗れば、眠っているうちに着くし、宿代が1泊分浮くし、次の日の朝から行動できるし得だ、という人もいる。
でもそれは体力のある人向けのプランだ。ぼくは体力がないのでそういうのはちょっとキツい。
夜行バスの座席ではうまく眠れないことも多いし、眠れたとしても不自由な体制で眠るせいで疲れが溜まって、結局その次の日は半日ぐらいだるくてずっと寝て過ごしてしまう。どうせ半日が潰れてしまうのなら、昼行便を使ってバス移動の時間自体を楽しんだ方がいい。
高速バスに乗り込んで最初の1時間くらいはあまり落ち着かないかもしれない。隔離のバス停で乗客を拾っていくたびに車内放送が流れたりするし、高速に入るまではしばらく下道を走るので信号などでの停車も多いからだ。この時間帯はとりあえず準備段階として、おにぎりを食べたりメールを打ったりして過ごそう。
出発して1、2時間くらい経つと、だんだん背中がシートに馴染んできて、心の中が静かな感じになってくる。ここからが一番の楽しみどころだ。
一番の特等席はバス特有の巨大なフロントガラスから前を眺められる最前列の席だ。席を選べる場合は最前列を狙おう。
車を運転する人ならみんな、高速道路を走っているとだんだん意識がぼーっとしてくることを知っているだろう。景色は単調で道もまっすぐで信号もないという刺激の少ない状態がずっと続くからだ。
高速道路の運転という作業は、中心にある風景の消失点から周辺に向かって放射状に白い線やガードレールや騒音防止フェンスが流れていくのをひたすら眺め続けるだけで、音も静かで振動も少なく、まるでこちらを催眠術にかけようとしているかのような状態だ。
だからといって運転中にぼーっとするとすごく危ないので、高速道路運転するときはガムを噛んだり人と話したりして意識を覚醒させ続ける必要がある。助手席に座っている場合も、運転手に話しかけたり定期的にお菓子をあげたりするなど気を遣わないといけない。
それは事故にならないためには仕方のないことなのだけど、だけどこれは、せっかくの心地よくぼーっとできる陶酔環境を自ら捨てて覚醒しなければならない、もったいない、と僕はいつも思ってしまう。
バスの乗客として高速道路を走るときなら、何も気を遣わずに思う存分ぼーっとしていい。誰にも遠慮することなく高速道路の催眠性に存分に浸ることが許される。これはすごく贅沢なことだと思う。
高速バスの昼行便に乗る最大の利点は、ゆっくりと思う存分集中して本を読んだり音楽を聴いたりできるところだ。
大人になるとなかなんか読書や音楽にまとまった時間をとれなくなってしまう。せわしない日常に追われて、一冊の本をゆっくり読んだり、音楽のアルバムを一枚通して聞いたりすることが難しい。
高速バスの中は、有無を言わさずに長時間拘束されて何もすることがないのがいい。泣いても笑っても目的地に着くまではシートに座っているしかできないから、嫌でも本や音楽に集中せざるをえない。
(中略)
本を読んで、それに飽きてきたら音楽を聴いて、それも飽きたらひたすら景色を眺めながらぼーっと考えごとをしたりして、そうしたらいつの間にか眠ってしまったり、眼を覚ましたらまたしばらくぼーっとしたりして、そんなことを繰り返しているうちに自然に何時間を過ぎていく。
しかしまあ、本を読んだり景色を眺めたりの繰り返しで退屈しないのは、5,6時間くらいまでかもしれない。
(以下、省略)

ぼーっとしたいときは高速バスに乗る

感想

抜粋した理由

夜に出発して朝に目的地に着く夜行便に乗れば、眠っているうちに着くし、宿代が1泊分浮くし、次の日の朝から行動できるし得だ、という人もいる。

ぼーっとしたいときは高速バスに乗る

20代はこうした
こともできましたが、

アラフォーには
つらいな・・・と
共感したので、

抜粋しました。

本文


―――1―――

夜行バスの座席ではうまく眠れないことも多いし、眠れたとしても不自由な体制で眠るせいで疲れが溜まって、結局その次の日は半日ぐらいだるくてずっと寝て過ごしてしまう。どうせ半日が潰れてしまうのなら、昼行便を使ってバス移動の時間自体を楽しんだ方がいい。

ぼーっとしたいときは高速バスに乗る


昼行便をつかうという
発想が今までありません
でした。

次の日が台無しになって
しまうのも同感です。

―――2―――

一番の特等席はバス特有の巨大なフロントガラスから前を眺められる最前列の席だ。席を選べる場合は最前列を狙おう。

ぼーっとしたいときは高速バスに乗る

そうなんですね。

窓側ばかりを狙って
いましたが、

最前列の中央の席
運転席と反対側の席

で最前列だと、
視界を遮るものが
少なくよさそうです。

ここで何をするのか
著者のオススメが
ぼーっとする。

これも考えたこと
なかったですね。

指摘にあるように、
高速道路で運転する
立場にあることが多い
のですが、

運転者がぼーっとしては
命がないです。

ただ、お客さんとして
乗っているなら、その
心配をする必要はない
ですよね。

楽しいかもしれません。

先日、ダイビングに行って、
ダイビングスポットへ
向かうワゴン車の中で、

ぼーっと車窓をみる
ことを試しました。

高速道路でもないし、
フロントガラスから
前を見ることもできない
のですが、

楽しめてしまったので、
このほうほうは私に
向いていそうです!

アイデアとしてストック
しておきたいと思いました。

―――3―――

高速バスの昼行便に乗る最大の利点は、ゆっくりと思う存分集中して本を読んだり音楽を聴いたりできるところだ。

ぼーっとしたいときは高速バスに乗る

著者はすごいですね。
バスの中で文字を読むと
車酔いしてしまいます・・・。

オーディオブックならば
酔わなくて済みそう
と考えてしまいます。

本を読むのであれば、
私の場合は、新幹線や
飛行機であれば、
酔わないので、
アレンジしたいと思いました。

  • オーディオブック

  • 音楽

  • ボーっとする


のサイクルであれば、

私でも著者と同じような
高速バスの楽しみ方が
出来そうに思います。

まとめ

高速バスの楽しみ方を考える


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