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投資#275 男の結婚にいたるまでの3つのプロセス


書籍の情報


タイトル:未婚中年ひとりぼっち社会
著者:野勢桂介、小倉敏彦
発行所:株式会社イースト・プレス
発行日:2020年2月12日

書籍の抜粋


さて、二人のケースを既存の研究の知見と照らし合わせてみよう。男性が結婚にいたるまでには、
①職業的・経済的な意味での「一人前」意識を持つ。
②異性と出会い交際する。
③結婚を決意する。
という三つのプロセスが存在する。
一般的に男性は、安定した収入を得て経済的に自立することはもちろん、仕事の能力や進め方などに関しても、ある程度自信を持てるようになって、初めて結婚を本気で考えるようになる傾向がある。その意味で、①職業的・経済的な意味での「一人前」意識は、男性が結婚に向けて行動を起こす出発点と言える。
また、一方の性が生活費の大半を稼ぎ、家族を養うべきとする規範のことを「稼ぎ手役割」と言うが、共働きが主流になった現在も、男性には稼ぎ手役割が強く期待されている。女性と比べて男性の晩婚化のペースが急激な理由の一つは、労働環境が不安定になってもなお、こうしたジェンダーの観念が残っているからである。
(中略)
②女性との出会い・交際は、当たり前に思うかもしれないが、現在の男女交際を取り巻く状況を考えると、決して個々人の問題として片付く話ではない。組織に所属していれば結婚相手の候補が自動的に絞り込まれていた昭和の時代とは異なり、今は出会いの機会を探すのも、出会った異性が結婚相手にふさわしいかどうかを見極めるのも、すべて個人に委ねられるようになっているからだ。
(中略)
これらの条件をクリアしたうえで、結婚には③結婚の決意が必要だ。
こちらも当たり前のように思うかもしれないが、男性はこの最後の仕上げを前にためらい、迷い続けるのだ。なぜ独身男性たちは、それなりに出会いもあり、女性といい雰囲気になっている場合にあるにもかかわらず、最後の最後に「この女性だ」と決められないのか。ここに本書が解くべき最大の謎(ミステリー)がある。
さて二人は、この最後がきれいに決まっている。久保田さんは、妻の実家や職場で妻が結婚の催促を陰に陽にされ、付き合ったら責任を持つという考えによって結婚を決めていった。今泉さんも出会ってから九カ月後に結納、同棲、一年後に結婚式とハイペースで結婚した。その背景には「妻で最後の恋愛にしよう」と思ったというほどに、彼は以前の恋に疲れ切り、その挫折が身にしみていたことがある。

第二章 結婚における「自由」と「安心」のジレンマ
現代の結婚にいたるプロセス

感想

抜粋した理由

男が結婚にいたるまでを
3つのプロセスで簡潔に
まとめられると、

どれどれ、と見てみたく
なりますね。

どのようにまとめて
いるのか気になり、
抜粋しました。

本文


―――1―――

職業的・経済的な意味での「一人前」意識を持つ。

第二章 結婚における「自由」と「安心」のジレンマ
現代の結婚にいたるプロセス

これはそうだなと
思いました。

男は、「一人前」の意識を
気にするかもしれないな
と思いました。

「一人前」になれたのか
というと、どうか?

正確ではないが、そんな
気持ちになったから
かもしれません。

「一人前」が重要だったか
というと、まあまあだったかな
と思います。

年齢的な意識が強かった気が。

―――2―――

結婚を決意する。

第二章 結婚における「自由」と「安心」のジレンマ
現代の結婚にいたるプロセス

これもそうだなと共感
しました。

婚活はしていましたが、
30歳を過ぎたあたりから、

ピーク過ぎた感が
ありました。

株価で言うと、高値を付けて
そのあと株価が下がり始める

そんな感じが、自分にも
しました。

そろそろかと、決意
しはじめましたね(笑)

―――3―――

職業的・経済的な意味での「一人前」意識を持つ。
異性と出会い交際する。
結婚を決意する。

第二章 結婚における「自由」と「安心」のジレンマ
現代の結婚にいたるプロセス

きれいにまとめられて
いて、

そうだなと思う点も
多くありました。

異性と出会い交際する。
は、お見合いでも該当
するかなと思い、

特筆していませんが、
そのとおりと思います。

まとめ

男の結婚にいたるまでの3つのプロセスに納得


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