健康でいるには脂質が不可欠
こんにちは!TRAINER’S GYM駒沢大学店でパーソナルトレーナーをしている【澤野うみ】です!
本日、ご紹介するのは【脂質の種類】についてです。
前回の記事では脂質が体に及ぼす影響や脂質が体にとって必要不可欠な理由をご紹介してきました。今回は、上記を踏まえた上でどんな脂質を摂る必要があるのか、または摂ってはいけないのかというのをご紹介していきます。
こちらの記事は、ダイエット専門パーソナルジム『TRAINER’S GYM(トレーナーズジム)駒沢大学』にてパーソナルトレーニングをしております、澤野うみがご案内致します。
1.エネルギー源や神経系に影響を及ぼす脂質
脂質は様々な種類が存在しますが、まずはエネルギー源になる脂質や神経系に影響を及ぼす脂質をご紹介していきます。
【単純脂質】
トリアシルグリセロールとも呼ばれるものです。最も多く存在する脂質の一つで、人間にとって重要なエネルギー源となっています。植物の種子の脂や畜肉などの油脂成分に多く含まれています。
【複合脂質】
代表的なものはリン脂質と糖脂質があり、どちらも体にとって良い影響を与える脂質となります。リン脂質は、動脈硬化を防ぎ、脳で集中力を高める働きをしています。また、糖脂質はのうや神経系にある細胞の分化や生長を手助けする働きをします。
2.病気の改善や病気を引き起こす脂質
脂質には、大きく分けて2つ存在します。飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸です。時々耳にする言葉だとは思いますが、なかなか違いまで知っている方は少ないです。そんな飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸についてご紹介します。
【飽和脂肪酸】
飽和脂肪酸は主に牛の脂肪や豚の脂肪、乳脂肪のバターなどに多く含まれています。摂取し過ぎてしまうと、血中の中性脂肪やコレステロール濃度が上がり、脂質異常症や動脈硬化を引き起こす可能性があります。
【不飽和脂肪酸】
不飽和脂肪酸は主に2つの種類があります。一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸です。一価不飽和脂肪酸は、オリーブ脂に多く含まれており、コレステロールを下げる作用があります。また、多価不飽和脂肪酸は、魚油や胡麻油に多く含まれ、中性脂肪を低下させ、脂質異常症の予防や動脈硬化、虚血性心疾患の発症を抑えてくれる役割を果たしています。
3.よく聞くコレステロールは体に害なの?
コレステロール値が高くて生活習慣病になるかも。
と言われることがあり、そんなコレステロールですが、ある程度は体にとっては必要なものとなります。コレステロールは細胞膜の材料となります。また、胆汁酸を作り、脂質の消化吸収に大きな役割を果たします。また、ステロイドホルモンを体の中で作ってくれます。
コレステロールは多過ぎて生活習慣病になるリスクもありますが、同時に少な過ぎても体に害を与えてしまうのです。コレステロールが少なくなると、脳出血を引き起こしやすくなってしまうのです。逆に多すぎると、動脈硬化が進んで虚血性心疾患になりやすくなってしまうのです。
4.体に絶対に必要な脂質
人間が体内で生成することができない脂質が2つあります。リノール酸とαリノレン酸です。これらは必須脂肪酸と呼びます。リノール酸やαリノレン酸は、魚などに浮くまれるIPAやDHAに多く含まれているため、魚などは積極的に摂る必要があります。また、これら必須脂肪酸は、子宮を収縮させて月経や出産に関わる大事な脂質なので、女性は特に意識をして魚などから脂質を摂る必要があります。
5.まとめ
本日は、【脂質の種類】についてご案内して参りました!
脂質は体にとって必要不可欠な栄養素ですが、食事をする際は脂質の種類についても少し気にしながら食事をしていただけると生活習慣病や死亡リスクを抑えることができると思います!ぜひお食事の参考になれば嬉しいです。
本日は以上です!
次回もお楽しみにしてください!
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