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今年の疲れ、今年のうちに

あっという間の12月、毎年のことながら信じられない気持ちでいっぱい。
疲れてませんか?
私は疲れています(笑)
なんか眠りが浅いな、とか乾燥にやられて鼻が、とか。
なにせ京都はぐんと寒くなったので、急激な温度変化に気持ちが置いてけぼりをくらっています。

こういう「ちょっとした微妙さ」、鍼の出番なんです。
不調とまでもいかない、でも万全ではないかも。
そんなタイミングですね。

普段私はよく、「鍼灸の治療は掃除と一緒」と言います。
部屋や家のお掃除、どのくらいの頻度でしますか?
日々使っているものや場所は、こまめに手入れをしてきれいさを維持しますよね。
身体も同じ。
日々使って、日々休めての繰り返しですよね。
晴れた週末にシーツ洗おう、と同じ感じで、今日は鍼灸行って身体調整しておこう、くらいが良いのです。

一般的に鍼灸がもたれているイメージは、どちらかというと「年末の大掃除」。
一年頑張ったし、贅沢として鍼行ってみようかな、みたいな。
それでも良いのです、が、年末一回どかん!と気合い入れて掃除しても、一年間そのきれいさを保てるかといえばそうではない。
やっぱりこまめなお掃除が必要不可欠なわけです。

「家電の買い換え」的に思われている方も多いと思います。
腰をやってしまった時、肩こりがもう我慢できない時、五十肩が…!!
大きな不調が出ていないと鍼灸って意味ないんじゃないの?
そう思っていませんか?

そんなことないんです。
緊急事態の時、それはもちろん正しいタイミングです。
すぐいらしてください。
けれど鍼灸が真価を発揮するのは、実は「日々のメンテナンス」。
楽器のチューニングをするように、「元気!」の幅の中に自分自身をおさめておく。
そのために、こまめに自分以外の人の手を借りるのです。
はい、どうぞ私の手など!

鍼灸はあくまで「自分で自分のメンテナンスが上手くなる」ためのきっかけにすぎないのですが、
その一歩としてはうってつけです。
客観的に心身の状態を診て、生活習慣をお聞きして、どうすれば良い状態に保っていけるかを一緒に考える。
自分に意識を向けるための第一歩です。

自分を自分で大事にする、来年を待たず今年から始めませんか?
今年の疲れは今年のうちに。
今の自分を一緒に見直して、来年すっきりと一年を始められるように。
自分のために、行動してみてくださいね。

私は珍しくお酒も控えて…とにかく早く寝ることにいたします。
あ、りんごを焼こう。
おいしいものを作って、温かいお風呂に入って、また明日。


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