“大したものだ” モンゴルに沈む夕陽を眺めに…
“大したものだ”
ゆらゆらと 揺れながら 呟く
一年前 春
退院の祝いに
池大雅 御軸を 預からせていただいた
江戸時代に描かれた “春日友訪”
その景色に 憧れた…
一年後
その景色の中に居る
“日の国で 1番最後に沈む夕陽に
尻尾が染まる…”
ギランバレーに恋をして
骨と皮になった身体…
摩りながら詫びていた…
俗世間から消えた...
自然の中で
毎日毎日 花を植え
来る日も来る日も投網を投げた
友と憧れの山に 自転車で出向き
友の山に スキーを持って出かけた
.....
全てが 重なって 今 ここに居る
ありがとうございます
令和五年 初夏の陽が沈む春
与那国島にて
浮世雲