子供のように 島旅 大人の夏休み
島旅
上陸の祝いの宴
そして
今から 夢に見た 釣りである
大きな漁船に 二人
漁場まで
この時のワクワク感が堪らない
漁場に着くと 先ずは
どうしても 使いたかった 名入りの作ってもらった竿を…..
竿がしなり 上がって来た魚に
船頭さんが 喜ぶ
イサキが来たと…
続けて 二匹目
竿が 折れんばかり しなっている
“この竿で 釣りたかったんだ”と
船頭に話す 浮世雲
果たして何が釣れたのか？
水中に 赤い魚影をみたら
一同 大騒ぎ
“鯛や 鯛や 鯛や….”を
連呼する 二歳児...
54cm 天然の良い鯛だ
船上は 運動会とお遊戯会の
子供達みたいに
大騒ぎ
それでいい
続けて コルナゴ部長の竿がしなる
お見事な 大鯛
慣れたものである
初めての黒鯛に 喜び
あと 次から次へと黒鯛...
黒いのもういい
赤いのがいいと...
呟くほど
船頭さんが 驚くほどの
大きな大きな イサキ
船頭さんも びっくりの大漁だった
宿の横で 鱗を剥がし
宿のお母さんが 三枚に
下ろして行く
今宵の肴と お土産用をクーラーボックスへ
“皆んなに わけちゃろ”と….
女将さんが 声をかけると
テーラーに乗って ばあちゃん達が
やって来る
そんな姿を眺め シャワーでさっぱりしたら
鮎漁師は やっぱり....釣りをしている
根魚達を 釣っている
今宵の宴が もう直ぐ 始まるまで
頭の中は 子供のまま
二歳児だし…
島旅 大人の夏休み
子供のように
ギランバレーに恋をして
スパルタリハビリ
浮世雲