感想『喉に棲むあるひとりの幽霊』(デーリン・ニグリオファ 吉田育未訳)
歴史上あらゆる場所に生き、現在も同様に生きている、「母親」という記録されない女たちを記録した散文。
アイルランドの詩人、アイリーン・ドブを探し求める一冊です。
ずっと母乳を与え続けるニグリオファ先生が、離乳を始めることでこの本が終わる通り。
母親とは生き方そのもので、母親になるとは与える人間になるのだと感じます。
この本からひしひしと感じる、女たちの叫び。
「私たちは与えよう。しかし、私たちから奪うことは許さない」
クイネは叫ぶ詩だそうです。アイルランドからとてつもない文学がきた。
[更新]連載小説『空六六六』
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作品情報まとめ
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