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オンラインイベントは逃げ癖がついたら終わり

だから耐えたよ。7時間。

気まぐれに参加した、「企業から特別スカウトがもらえるよ!」系イベント。

甘い言葉に誘われてホイホイ参加しちゃったけど、ちょっと大変だった。

想像以上に長いイベント時間。想像以上に短いお昼休憩。

10時から始まって、ノンストップで14時まで企業説明会とGD繰り返して、

やっっとお昼だ!!!!!って思ったらお昼休憩20分。

短すぎんか。

そこから19時までノンストップ・・・・


興味を持てる企業さんが無かったっていうのもあって、
お昼でブッチしようと98%心に決めてた。だが耐えた。

                 ◆

オンラインイベントの良くもあり悪くもあるところは、
脱出ボタンがずっと目の前にあること。

授業中でも説明会中でもGD中でも面接中でも、画面の向こうで誰が喋ってても、
右下にカーソル持ってってスッと右クリックさえしてしまえば、
パーソナルの時間がその瞬間から始まり始まり。

ハッピーだよね。授業終わって最寄駅同じだからなんとなく一緒に歩くけど特に話すことない、みたいな微妙な空気感とかないし。

最高の緊急脱出ボタン。

だがしかしこのボタン、侮ってると自分を陥れると思うんだ。

なぜって、ホイホイ押すと、緊急離脱が癖になっちゃうから

もはや緊急じゃない、ただのわがまま逃走野郎になっちゃうから。
 
                  ◆

ストレスや不安で逃げたくなったら、無理せず何事も逃げるべきだと思うけど、

あまりに逃げ癖がついたら、
ストレスを溜めるお皿がぐらぐらになってすぐバッシャーンなって、
何もできない人になっちゃうよ。多分それ、辛い。

私はきっと、逃げ慣れたら速攻癖になっちゃうと思うから、めちゃめちゃ耐えた。

4時間やって飽き飽きた説明会GDセットが、これからまた4時間続くとわかってても、前髪整えてカメラオンで空間に戻った。頑張った。えらい。

                   ◆

あんまり興味なくても、企業説明会は聞けば聞くほど社会勉強になる。
その企業で働きたいとは思えなくても、社会勉強だと思うとどれも興味深くなる。

物流のトラックは右折しないとか、テレビの視聴率を測るシステムを在宅で作った人がいるとか。今まで生きてきて、当たり前にあるものとか当たり前に見ているものも、必ずどこかで誰かが関わってるんだと、見えない繋がりでこの世界はできてるんだと、就活始めて初めて知った。面白い。知らなかった。

逃げずに腰を据えてみることで、自分で価値を見出せた。
今日のイベントも、参加してよかった。

                   ◆


自分、しょっちゅう、
こんなことしてても意味なくない?他のことやった方が有意義じゃない?
って考えてしまう時があると思うんだけど、

多分これ考えてる時って、受け身かつ傲慢な、粗悪な状態であって、

意味とか意義とか、そういうのって自分の心持ち次第で見つけるもんだって、
最近学んだ。長い時間、粗悪に過ごしてしまった。

めちゃめちゃ暇で、存在意義を感じられなくてやめたバイトもあったけど、今思えばもっと学べたことたくさんあったな。お客さん来ないから暇、やることない、何この時間ってずっと思ってたわ。接客シュミレーションでもしとけ。

                    ◆

受け身と逃げは、いい価値を見出せる素敵な心を廃らせる。
本当ならもっと感じられるワクワクや面白さに、気づけなくなる。

だから、オンラインの脱出ボタン、無責任に使っちゃわないように気をつけよ。逃げ癖ついたら、きっと世界はもっとつまらなくなる。

(今日のイベント、ラスト2時間の座談会だけは耐えられなくて退出した。ちゃんと運営に連絡して、正式に脱出した。これは逃げじゃないと判定する。
YES,自分に激甘。それでいい。)

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