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乙女ゲーム

白黒のオセロやチェス、囲碁。

何十手、何百手先を読むその戦いと少し似て非なるものを私は知っている。


乙女ゲームである


今回私が書きたいのはリアル乙女ゲームについてだ、タイトルを変えるとすれば

💖💖💖1度選択を間違えたら即終了⁉︎ハラハラドキドキアルバイトでの1日💖💖💖だと思う

私は以前のnoteで書いたように多岐にわたるアルバイトを経験してきた中で、現在は重度身体障害を抱える方など様々な障害のある方々がのんびり暮らすグループホームで選択の連続に試行錯誤しつつ利用者(以下:ゲスト)の私に対するパラメーターが下がらないことを祈りながら関わりを持っている

福祉的な言葉を使うとノンバーバールコミュニケーション、非言語コミュニケーションであるがこれがとにかく必要になる職業だと痛感することが多い、そして私はこの方法を使い人と関係性を深めるところのプロフェッショナルだと自負しているところがある

人の不穏は、自分の不穏というゲストは結構いるのも事実、たった一滴でも大きな波紋になるようにそれは必ず誰かに伝わるものだと思う

さて今回私がタイトルを乙女ゲームと付けた理由に戻ろう、それはまさにそのものだと感じる職業だからだ

例えば、【ご飯を食べる手が止まった】のシチュエーションでは選択肢がいくつか出てくる

  • お腹いっぱいなのかも

  • 今日は嫌いなメニューなのかも

  • 一旦トイレに行きたいのかも

  • 周りがざわつき過ぎて集中出来ないかも

こんな感じでかもかも言っているがもちろんその時々でも選択肢は変わってくる

しかし乙女ゲームとの1番の違いは選択肢にないものが答えとなる場合も多いということ

このシチュエーションを例にとれば、
ん〜なんとなく食べたくないわ、そういう日だってあるじゃん?
というような選択肢が出てき得るのだ、これが人間である

私はそのようなゲームの中に身を置いて、選択肢にとらわれない支援をアルバイトながらに心掛けているのだ
全く正解が掴めない日もあれば、全部上手く行く日もあるし、同じスタッフであるはずなのになぜか全てを崩していくデストロイヤーみたいなおばちゃんもいたりする

でも分かっていることは相手が障害があろうとなかろうと、やはり時間をかけて知りそして知ってもらう他ないということだ
最初は何を伝えているのか全く理解不能だったゲストとは今や冗談を言い合って笑い合っている程である、人間ってすごいなとこれに関しては思った

所謂他害として髪の毛を引っ張ってしまうゲストにも出会ったがこれも無かった選択肢に答えがあると気づいた瞬間があった、細かくはプライバシーもあるし書けないが自分が“向いている”と確信した出来事だったと思う

今回のnoteは今後新しく出会うゲストにまた私が試行錯誤している場面で是非見返してほしい、
そうだ向いてんじゃんって思ってまたコンテニューして欲しいから


また来月、次は何を書こう

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