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AI時代をボンヤリと考えてみた話
みなさんこんにちは、
グラフィックデザイナーのウエマツです。
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今回は、前回の記事を書いていて考えていた、
「AIとの向き合い方や働き方の未来」
について私自身の思考の整理も兼ねて、少しダラダラと書いてみたいと思います。
「AIに仕事を奪われる!」
ここ数年頻繁に飛び交うこのフレーズ。
そこに感じる既視感と違和感。
そう、これは
「機械に仕事を奪われる!」
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と言っていた産業革命時代の叫びと「本質的にはまったく同じ。」と思うわけで……
18世紀、機織り職人たちは、
「織機なんて悪魔の発明だ!」
と機械を破壊し、19世紀には
「工場ができたら、職人の技術が不要になる!」と嘆いていた。
でも結局、人間は機械と共存し新しい仕事を生み出してきたわけで……
そして今、2020年代。
AIが登場した途端またしても
「こんなものが発明されたら、俺たちの仕事は終わりだ!」の大合唱。
確かに、AIの進化はすさまじい。
文章を書き、画像を作り、動画を生成し。
「私いらないんじゃ?」
そんなことを思った時期が私にもありました。
凄い機械や技術が登場するたびに「〜の仕事は終わり」と言われてきていた。
でも実際に終わったのは、
「機械や技術を使えなかった人間」であり、
「それらができないことをやろうとしなかった人間達」だということ。
機械を破壊し消えていった「ルーディット(19世紀の反産業革命運動の職人たち)」になるか、
AIとともに新時代の仕事をクリエイトする
「デジタルルネサンス時代の開拓者」になるか。
この選択が、今まさに私たちに突きつけられているなと!
まぁ、そんな白か黒か。
みたいな2択で解決するようなものではないので、それなりにAIを使って順応していく。
みたいな、たくさんの選択肢が重なってグラデーションになっていくわけで。
「ルーディット」や、「開拓者」のような極端な層の方が少ないんだろうとは思っているわけなんだけど。
結局のところ、
「AIに仕事を奪われるか?」ではなく、「AIをどう使いこなすか?」の問題。
確かに、
過去の技術革新の波に乗れなかった人がいたように、AIの進化についていけない人が出てくるのは事実だと思う。
でも、それは「AIが悪い」わけじゃなく、
「どう付き合うかを考えなかった」ことが問題なわけで。
「AIができることはAIに任せる。」
そのぶん
「人間にしかできないことに集中する。」
このシンプルな考え方こそが、AI時代の働き方を楽しむための秘訣かもしれない。
そうすると、やるべきことは明白で、
創造力、共感力、直感、人間だからこそ生まれるひらめきを磨く。
AIにできないことに目を向け、AIとともに新たな価値を生み出す。
「ルーディットになるか、開拓者になるか。」
そんな極端な話ではなく、私たちはAIをうまく使いながら、
"自分なりの進化" をしていけばいいんだろなぁ〜
なんてことをボンヤリと考えていた、という話。
考えがまとまったような、まとまってないような……
それでも、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
というわけで、今回はこれくらいで。
以上、ウエマツでした〜
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