短歌/きみ
きみなんて呼ばれたくないだろうから短歌の中でだけきみはきみ
歌とか詩歌の中では
大切な人を「きみ」と呼ぶことがよくありますが
実際に誰かに対して「きみ」って呼びかけることはあまりない気がする
私が気になる人は
なぜか「きみ」と呼ぶのも、呼ばれるのも似合わないことが多いから
「ねえねえ」とか「あのさ」とか呼んでいる
だからきみは短歌の中でだけきみになるのだ
ところで青森の岩木山のふもとでとれる
「嶽きみ」というトウモロコシはとても甘くて美味しい
津軽地方ではトウモロコシのことを「きみ」と言うらしい