ヴァージニア・ウルフ『ある協会』
エトセトラブックスから刊行されている短編。
男性の方が女性より優れている。
そんなこれまでの「常識」は、ある女性の叫びでひっくり返される。
どの本も、歴史書も詩も伝記も、改めて読み上げてみると酷い出来なのだった。
どれも、著者は男性。
集まっていた女性たちは、世の中のあらゆる領域において、男性たちの業績は本当に評価できるのか調べることを決める。
「人生の目的とはよい人間とよい本を生み出すこと」(9頁)とし、協会を設立。
納得できる答えが得られるまでは一人の子どもも産まない