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本と漫画の記録

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読書の記録を気軽なメモ程度に残していきます。
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記事一覧

ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』

ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』 Virginia Woolf “A Room of One’s Own” (1929) …

吉田秋生『海街dairy』

吉田秋生『海街dairy』(2007~2018) 恩田陸 編『少女たちの覚醒』に収められた第一話を読んで…

宮崎智之『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』

宮崎智之 『平熱のまま、この世界に熱狂したい 増補新版』(2024) 著者の宮崎智之さんは文芸評…

モーリス・ルヴェル『夜鳥』

モーリス・ルヴェル『夜鳥 (よどり)』 Maurice Level “Les Oiseaux de Nuit” 田中早苗 訳 …

温又柔『台湾生まれ 日本語育ち』

温 又柔  おん ゆうじゅう/Wen Yuju 『台湾生まれ 日本語育ち』(2015) 台湾に出自を持ちな…

温又柔『来福の家』

温 又柔  おん ゆうじゅう/Wen Yuju 『来福の家』(2011) 作家初の単行本で2篇を収録。 それ…

サド『恋の罪』

サド『短篇集 恋の罪』 植田祐次 訳 サドを読んだのは学生時代以来。当時は若さゆえの怖いもの見たさも正直あった。確か『悪徳の栄え』だったはず。 今回手に取った短篇集は、それに比べたら「適法」だと解説にはあるが、さすがサドだと唸らされる。清々しいほどに残酷で、ここまでくると気持ちが良い。 この作家の場合、まず先入観を持ってしまうのは避けられないだろうし、かくいう自分もそうだった。ひとまずそういった偏見を置いてもらって、18世紀フランスの小説らしい饒舌な語り口、大仰な修飾の数

ピーター・バラカンさんの書籍

私、熊谷悠一を形成する要素。 自己紹介の続きです。 30年近く音楽好きを続けてきたので、そ…

シャーリー・ジャクスン『丘の屋敷』

シャーリー・ジャクスン『丘の屋敷』 Shirley Jackson “The Haunting of Hill House” (1959)…

清水潔『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』

清水潔『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(2013) 力強いノンフィ…

絵本『うるさく、しずかに、ひそひそと』

ロマナ・ロマニーシン、アンドリー・レシヴ『うるさく、しずかに、ひそひそと 音がきこえてく…

ジャネット・フレイム『潟湖(ラグーン)』

ジャネット・フレイム『潟湖(ラグーン)』 山崎暁子 訳 Janet Frame “The Lagoon and Other St…

三木三奈「アイスネルワイゼン」

単行本化されているが、『文學界』2023年10月号掲載分で読んだ。 できるだけ内容には触れない…

ヴァージニア・ウルフ『ある協会』

エトセトラブックスから刊行されている短編。 男性の方が女性より優れている。 そんなこれまでの「常識」は、ある女性の叫びでひっくり返される。 どの本も、歴史書も詩も伝記も、改めて読み上げてみると酷い出来なのだった。 どれも、著者は男性。 集まっていた女性たちは、世の中のあらゆる領域において、男性たちの業績は本当に評価できるのか調べることを決める。 「人生の目的とはよい人間とよい本を生み出すこと」(9頁)とし、協会を設立。 納得できる答えが得られるまでは一人の子どもも産まない