【読書メモ】『日常を袋詰めにして、海に捨てた罪』(著:間武)
選挙は非日常(ハレ)なイベントとはいえ、悪い意味での非日常を押し付けてこないでいただきたいところ、、テロリズムなんて悪辣で醜悪、そして不可逆的で一方通行な非日常でしかないのだから、なんて、『日常を袋詰めにして、海に捨てた罪』を思い出しながら。
これは“詩”、なのでしょうか、
表紙も題名も耽美系な感じです。
一篇が三行、ただひたすらにそれが続きます。
どこかに置き忘れた、“記憶”、
それを掘り起こしても、くれそうな。
なんとなくルバイヤートを思い出します。
つらつらと、グラス片手に眺めていく、
そんな風に堪能してみたいかな、とも。
でもそれは異界を揺蕩っていたとしても、
日常(ケ)に帰還してこれるから、です。