タイミング法のススメ ~卵胞計測、排卵誘発の実践~ ⑦排卵誘発剤の使用法
では、誘発剤の使い分けについて説明します。内服の誘発剤は3種類あり、クロミフェンクエン酸塩、レトロゾール、シクロフェニルとなります。シクロフェニルはクエン酸クロミフェンの効果が弱い版と思っていただければよいと思いますが、使用頻度は少ないです。主に、クロミフェンクエン酸塩、レトロゾールを使用します。クロミフェンクエン酸塩は、E2レセプターをブロックしE2を感知させないことで、卵胞発育がないと誤認させ、FSH分泌を増加させる薬剤です。レトロゾールはエストロゲン産生量を低下させる