知れば知るほど好きになる詩的なロマンス言葉6選
つづるです。今日はロマンス言葉をご紹介したいと思い、綴っています。
自分の想いを目の前の相手に伝える時には、
言葉と態度で示すことができます。
何気なく普段使っている言葉たちの
詩的な意味を知ることで、
「相手に喜んでほしい」という想いを
伝える工夫ができるかもしれません。
今日は
「ロマンスの辞典(遊泳舎)」という本から、
わたしが設計士として
お客様へのプレゼンの時や、
日常で使ってみたい言葉の表現を
まとめてみました。
相手へのギブする心を表現する
言葉の意味たちを
堪能して頂ければ嬉しいです。
□ ルール
【感情という荷物を積んだ
不安定な汽車が転倒しないよう、
あらかじめ敷いておいた方が良い線路】
- 夫婦生活でも、仕事でも…
日常のありとあらゆる状況の中で
存在するのがルール。
不要なルールかどうかは常に用心したいけど、
失敗から身を守るものでもあるなぁ、と
確かに思います。
□ 料理
【幸福を共有するために
広く用いられる舞台装置】
- 料理を食事を摂るための行為だけでなく、
幸せを共有するという表現が良いと思いました。
お家の設計でも「料理をするキッチン」と
「食事をするダイニング」は、
心地の良い空間にすることを心がけています。
□ パレット
【キャンバスという大空へ飛び立とうとする、
絵の具の滑走路】
- 絵を描く準備である、パレット作りですが
「滑走路」という表現が臨場感があり、
好きです。
躍動感のある絵が描けそうです。
準備、仕込み、リハーサル…など、
前もって行う表現もたくさんありますが、
滑走路はワクワク感と少しの緊張感が
共存している感じがありますね。
□ 詩的
【ロマンスというスカーフを巻きつけた佇まい】
- 景色や雰囲気といった
数値化しにくいものだけど、
心が動いてしまうような表現に
詩的なものを感じます。
わたしは 人も建物も、理屈っぽさより、
詩的さに惹かれてしまうようです。
□ 記憶
【時間とともに少しずつ消えてゆく
心のページを綴るインク】
- 記憶という言葉は「覚えておく」という
意味合いで定義されることが
多いような気がします。
こちらの時点では、
「忘れていく」という前提で
意味づけされているように感じ、
記憶の切なさと 「頼るべきものではないこと」を
自覚させられます。
□ 緊張
【本気だからこそ表れる身体のこわばり。
一歩前に進むための勇気の呼び水】
- 緊張したくないけど、緊張してしまうシーンは
これまで何度も経験をしてきました。
その度に手汗や冷や汗をかき、
うまく言葉が発せられない自分を
情けなく感じたこともありました。
でも、ロマンスの辞典では
一歩前に進むためのきっかけになったり、
本気で挑んでることを自覚できる意味付けで、
緊張を決して悪く扱っていないのが
うれしくもありました。
終わりに
これまで耳にしたことのある言葉の数々でも、
マイナスの面を強調するのではなく、
本質的な言葉の意味を
もっと捉えることができたら、
自分や人にかける言葉も
少し変わってくるような気がしました。
記憶は薄れるのが当たり前だからこそ、
ルールという名の線路が必要になる。
新しいことをするのは緊張するからこそ、
本気で取り組んでいる。
ロマンス辞典は、他にも沢山の言葉が掲載されており、恋愛的な言葉も豊富です。辞典は見ていて楽しいですね。
本日はわたしのnoteに遊びにきてくださって
ありがとうございます。
いつか、自分が、
否定的に聞こえる言葉を
ぶつけられてしまった時も、
その言葉の本質的な意味を、
自分を見失わずに、
考え続けたいなと思います。