多分僕が期待しすぎただけ、という話

お疲れ様です。つっつんです。
今日、最寄駅から一駅向こうの駅近くにある不動産屋さんに行きました。
そこでしばらく過ごした後、勝手にとっても残念な気持ちになりました。

結論、僕が期待しすぎただけなんですが、同じような接客業とか営業職さんには多少なりとも反面教師としていただけないかな、多分誰かの役には立つはずだ、という淡い期待を込めつつ、経緯を書きます。
「わかるわー」って言っていただけると、思いますし、接客業を多く経験している立場でも書くので、参考にもなるかと思います。

引っ越しを考えているつっつん家族

とある事情で、引っ越しをします。これは期限も含め決定事項です。
まだ娘が5年生ということもあり、一旦同じ校区内で1年か4年住んで、いい所が見つかればまた移ろうと考えています。
家族は4人と猫1匹。

はじまりはネット検索

「●●小学校校区」とGoogleで調べて、大体の校区範囲を把握しつつ、
SUUMOやらなんやらで色々と検索して数日。
どうやら「ハイツA」という物件が該当しそう。
というかこの物件しか下手したら当てはまらないかも。

ちょっと急いだほうがいいかな?と感じつつ、
「空き情報を問い合わせる」から、基本情報やメールアドレスなどを入力。

届いたメールには、問い合わせた物件の情報と、LINE友だち追加ボタン。
まあメールでやりとりするよりLINEの方が早いよなと、しぶしぶ追加。

LINEのやりとり

・これこれこういう事情で、いついつまでに転居したい
・希望エリアは●●小学校校区
・1年か4年住む予定
・4人と猫1匹の家族で、できれば4部屋欲しい
・家賃は応相談

と伝えた。

もろもろやりとりをして、先方の営業Sさんの

かしこまりました!ありがとうございます!
その他の物件もお探しさせて頂きます!

に期待した。
一駅向こうか。まあでも、色々知らなかった情報を得られるなら、チャリンコでいけばすぐやし、まあいいや、と。

そして入店へ・・・

翌日、約束の時間に5分ほど遅れて店に到着。
「すみません、つつみです。お待たせしました」と伝えると、
「お待ちしておりました!」と気持ちよいお返事。

「どうぞおかけ下さい」
とさわやかに椅子を示されて、着座。
見た目より座面が柔らかくてズン!と沈んで、
「うおっ」と軽く口に出るくらい驚いた。
柔らかい。腰痛持ちには長時間はつらそうな柔らかさだぞ。

すると営業さんが名刺を渡してくれるような様子。
一応ワタクシ社会人21年目ですから、人様のお名刺は立って受け取ります。
つまり一度座ったがすぐに立ち上がってお名刺を頂戴する。
ブラックつっつんが脳裏で「いや座る前に渡して?」と突っ込む。
お名前を見ると、LINEでやりとりしたSさんだった。
爽やかなイケメンだ。しかし、ん、若いな。若いぞ。だいぶ若いぞ。

「ではお手数ですが」
と、氏名住所から勤務先名、保証人候補者続柄までの項目があるアンケートの記入を促される。アンケートというにはなかなかに重いぞ。
念の為に用紙を確認すると
「物件の紹介以外の目的には使用しません」
と小さく書いてあるので「まあ、いいか。」と一通り記入。

希望家賃のところは一応「◆万円まで」と書いた。一応。
だって希望の「ハイツA」が家賃(◆-1)万円だったから。
お渡しすると、書いた内容の確認。

念の為、
「もしこちらのお店の管理物件?がありましたらそちらも教えてもらえると嬉しいです」と伝えた。
ネットに乗ってない情報も不動産業界に存在することは知っているから。

「では、お調べしますのでしばらくお待ちください」
と、Sさんパソコンでなにやら検索しだした。

様子がおかしい

しばらくして
「ハイツAなんですが、今空きが無いみたいなんです」とSさん。
「あ、そうなんですか。ネットで見たら5室空いてるとあったんですが」
「ネットで。そうですね、ネットの情報の方が遅いこともありますので」
まあそういう事もあるか。と「そうなんですか。」と答えた。

「ん?」
最初の違和感はここだった。

またしばらく検索して、
「すみません。3LDKでペット可◆万円となると、中々なくてですね」と。
「そうですか。では幾らならあるのか、調べてもらえますか?」と頼んだ。

「3LDKで、ペット可で、◆万円ではなくてですか」と確認されたので
「えっと、◆万円、がネックなんですよね?であれば、幾らならあるか調べてもらえますか?」と少し丁寧に伝えた。

軽い違和感。

もうしばらく経過して、パソコン画面を向けられる。
そこには希望物件「ハイツA」が中心の周辺地図が映っており、
「ちなみに、●●小学校の校区ってどのあたりでしょうか?」と聞かれたので
「(??)だいたいこのエリアですね」と範囲を指で指した。
「はい、わかりました・・・」と再度パソコンで検索するSさん。

また違和感。

沈黙を挟んだ、
「すみません、もう少しお待ちください」が累計3回目を迎え、
入店から10分程度経った頃の事、Sさんおもむろに電話をかける。

「お世話になっております。〇〇(不動産屋さんの屋号)のSです。『ハイツA』の空室状況なんですが…はい、え、あ、そうですか、ではレインズ再度確認してみます、はい、失礼します」と電話を切って、またしばらくカタカタ。

「んんん?」
違和感。

またしばらくして
「すいません✖✖さん、応援お願いできますか」と近くのスタッフさんにヘルプ要請。「ん、どしたー。」「『ハイツA』空室あるみたいで電話したところレインズにあるよ、とのことだったんですが、調べても出てこなくて・・・」「これこれで調べなおしてみて、出なかったら、これこれでお出ししたらいいから」「はい、わかりました・・・」
しばらくして、Sさんは席を立ち、隣の部屋から戻ると僕の前にプリントアウトされたA4の紙を1枚置いた。
「ハイツAなんですが、空きがあったみたいです。ちょっと問い合わせているんですが電話がつながらなくて、繋がり次第お伝えしますが」

あったのならそれでいいので
「ああ、あったんですね。良かったです。(小声で)ふーんこんな間取りなんですね」としげしげと物件情報を眺めた。そうそうこれこれ。はよ内覧。

「でですね、今私の方で、ホームズでお調べしているんですが」
と再度PC画面を向けられ、「◆万円までとなると、候補がこの『ハイツA』だけなんです。」
「(????)・・・そうですか。では、検索条件の家賃の下限を◆万円にして、上限を例えば▲万円にしてみたらどうなりますか?」
「ああ、なるほど」
など、他にもいくつか「謎」なやり取りがありつつ、
結論、翌日の朝イチにLINEで内覧日程の候補を送ってもらえるとのことだった。Sさんの何かホッとしたような表情を見るともなく見、見送られる中、店を出た。

・・・おわかりいただけただろうか。

違和感コタエアワセ

結論から言うと、
失礼ながら僕はもうこのお店は
「相見積もりの候補」程度にしか扱いません。
多分僕の事を冷やかし程度か、気の好い客程度にしか思ってない。
そうとしか考えられない。

なぜか。

訪店前にお伝えしている情報が、
「名前」「訪店時間」「ペット飼育」程度しか把握されていない。
そもそも最初に第一希望物件を明示しているし、
他にも希望エリアを「●●小学校の校区」と明示し、
家賃も応相談としている。
そして物件のネット検索なら、
ここ3日くらい空き時間見つけてやりまくっている。

かしこまりました!ありがとうございます!
その他の物件もお探しさせて頂きます!

これがどうしてこうなったんでしょう?

事前に必要と思われる様々な情報を、
わざわざ僕が提供したことの意味は考えなかったんでしょうか?

「17時からLINEでやりとりしてたつつみさん来られるな」
「空室状況問い合わせておくか」
「校区ってどのあたりだろう」
「なかなか近しい家賃の物件ないけど、応相談とあるし、いくつか候補出しておくか」
「家族もいるってことはワンチャン分譲もありか。ちょっと見ておくか」

程度の下準備はできたんじゃないでしょうか?
これすることでお互いのタイムパフォーマンス爆上がりしますし、
不動産屋さんにしたら物件情報更新できるはずですよね。

と考えて訪店しましたが、
お店のマニュアルなのか、他の客がそんな事しないからなのか、
まるで初めて来た客のように、ゼロベースで接客を受けた。

期待しすぎたんだ。期待しすぎた。

つまるところはそう、僕が期待しすぎたんです。
情報をギブ&ギブしたけど、受け止めてもらえなかった。
怒りの感情はありません。しかし内心はやはり残念だった。

最寄り駅もその駅も、大学が近くにあるので不動産屋さんは多い方。
チャリンコでの帰路にあった不動産屋さんを改めて意地悪に数えてみるが、少なくとも7~8軒はあった。

ネットで調べられる程度の情報しか得られないなら、近所の店で事足りる。
ならわざわざ一駅向こうまで出向いた意味が在ったか。殆ど無かった。

でもね・・・
数ある店舗の中からその店に行くんだ、きっと何か収穫があるはずだ。
そんな淡い期待は、ただのそんな淡い期待でしかないんですよね。

遊ぶように働けたらいいのに

Sさんも一生懸命お勤めされているのかもしれないし、
指示通りに勤労されているのかもしれない。
もしかしたら就労、労働、使役なのかもしれない。
そういう人もたくさん居るでしょう。

でも、もし、
「これって何のため?」みたいな純朴な疑問から、
「折角〇〇なんだから喜んでもらおう!」と思考を回帰させて、
「仕事は労働→仕事が楽しい→遊ぶように働く」まで転換して
いい循環を構築出来たら、面白いのにな、いいのになー。
なーんて期待しちゃうんですよね。

が、それはまた、別の、お話。(森本レオさん風)
また別で、「仕事論」を書いてみます。

まとめ

要はですね。大変僭越ながら。
僕が今回デキる営業さんにあたってたら、
こんな残念な思いしてないよねってことなんです。

営業職とか接客業で、
「どうしたらもっとデキるようになるかなぁ」
とお考え、お悩みの方がいらっしゃるなら、
「こんな風に期待してる客がいるんです」ってこと、
「期待を超える=デキる(めっちゃ喜ばれる)」ってこと、
「めっちゃ喜ばれる=価値が上がる」っていう原則を受け止めて下さい。
そこに働き手自身が価値を感じないなら、
多分、向いてないってことです。

日々日日、色んな人と触れる。
インプットの積み重ねをしつつ、接し方、伝え方、態度などをその都度波長を合わせて、柔軟に接して、喜んでもらう。
そういうのが、営業接客業の面白さなんじゃないのかな?と思ってます。
勝手に。

期待しすぎもよくないけど。

ではまた。

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