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【無料試し読み版】#ねむりのネタバレ ~ 誰にも言わなかった『ねむりさんが出来るまで~

※こちらは無料版として一部を抜粋したものとなりますので、無料版では記載の無い章について言及している箇所がいくつかあります。
全編を読みたい方はこちらから有料版をお買い上げください。


この本は何かの実戦書でもなければ、自己啓発本でもありません。
ただの自己満足のために書いたねむりさんのエッセイです。

前書き


『俺、女性向け風俗店やってみたいんだよね』

『お前・・・また突拍子も無い事言い始めたな・・・』

20代も半ばに差し掛かった頃、とりあえず思いついた事を呑みの席で話す程度のこの会話が、まさか現実になり、そして現在に至るまで僕が"女性向け風俗店"というものでご飯が食べれているだなんて、この時の僕は知る由も無い。

2016年、当時女性向け風俗店というものはまだ殆どが"出張ホストサービス"との境界も曖昧で、お店だって数える程しか無かったし、出勤しているセラピストは全身モザイクのかかったスーツのおじさんか、やたら自信過剰のクソダサいアロハシャツみたいのを着た目隠しお兄さんが数名出勤しているような店しか存在しなかった時代だ。

このnoteでは、そんな時代に"女性向け風俗"というものに興味を示した、まだねむりと名乗る前の自分から、現在のねむりさんに至るまでの過程を思い出しつつ、実際に自分がどういう戦略を考えて売れていったのか、何を考えて来たのか、そしてどういう壁やトラブルにぶつかってきて、どう対処してきたのかなどを、気軽に読めるようなエッセイ形式で書き綴っていく本である。

※こちらは無料版として一部を抜粋したものとなりますので、全ての章が記載された有料版の目次をご覧ください




1章:誰にも言わなかった「ねむりさん」が出来るまで

本章では、ねむりさんが出来上がっていく過程を、回想形式で書き綴っていきます。
一応時系列順ではあるものの、テーマとテーマの間は期間が空いていたりもするので、あまり時系列を意識しないで読んで頂けますと幸いです。


やばい!制作費がない

これは、まだ僕が音楽の仕事をしていた時代の話になります。

当時の僕は、某老舗ライブハウスで制作の仕事をこなしつつ、個人としても色々な仕事に関わらせて頂いていた状態で、自分で言うのも恥ずかしいですが、色々なイベントやアーティストから仕事への協力の依頼が多数あり、規模は大きくないものの、音楽仕事の万屋的ポジションで足場を固めていました。

そういった激動の日々の中、当時の流行りもあって、とある縁でアイドルグループを1から運用してみようという話が持ち上がりました。
わかりやすく言えば"地下アイドル"という奴です。
このグループ運営は、商売的な事というより、縁があった若い女の子達の活動の場を何かしら作ってあげたいなという程度の思いつきから始めたものだったのですが、気がつけば100人程度のワンマンライブができるくらいまでの規模となり、CDも自主制作ながら5枚程作ることが出来ました。

そう、表で見ている限りはそんな感じの結果です。
裏でどういった問題が起きていたかをここではお話していきます。

まず、アイドル運営というのはとにかくお金がかかります。
衣装代、楽曲制作費、振り付けレッスン代、スタジオ代・・・挙げ始めたらキリがないですが、それら制作費を賄うために、どこのグループも原価がほぼかからない"チェキ"や"握手"なんてものを物販に並べて、それを売るためのライブを沢山することで制作費を稼いでいるのですが、あろうことか当時の僕は、そういったものを廃して、楽曲収益だけでアイドルを運用しようと考え、それに適したメンバーを集めました。

当然、メンバーもアイドル然とした対応も出来ないし、アイドルには向かないような癖の強い面々が集まりました。集めてしまった以上、この子達が活動できる場をチェキとか握手とか売らないでもなんとか成立させなければなりません。

そうして理想だけで運営して初めてわかりました、お金が全然足りません。

とはいえ、「うちはチェキなんかやらねぇ!」と大見栄切ってしまったので、吐いた唾を飲み込むことも出来ず、なんやかんやメンバーのみんなとも協力しながらの運営でギリギリな状態ながら数年、そのグループは存続したのですが・・・とある楽曲制作の際に起きたトラブルで、CD制作費が2.5倍に膨れ上がってしまう事態に陥り、まとまったお金が必要になりました。

当時の僕は、何かしらのトラブルが起きると、全てを抱え込んで、自分だけでどうにか解決しようという考えが強く、取り急ぎ消費者金融へ走り借金をすることで急場を凌いでCDはリリースされました。

されたのですが・・・・

そのCDを売っていく最中、メンバーが活動を休止せざる得ない身体的な理由が発生し、グループは無期限の活動停止となってしまうのでした。

個人的にはキラキラとしたとても思い出深いアイドル運営生活だったと感じているし、メンバーのみんなとも、未だに連絡も取り合う疑似親戚感が続いている、青春漂うとても良い思い出なのですが…

現実問題として僕の手元に残ったものは"大量の売ることができない在庫CD"と"消費者金融でこさえた借金"の2つです。


中イキおじさんの誕生と挫折

大量の売ることが出来ない在庫CDと借金を抱えた状態とはいえ、数年にも及ぶアイドル運営が一段落したことで、僕の生活には時間的な余裕が生まれました。

人間、しょうもない事を考えるのは大抵が暇な時です。
(厳密には仕事パツパツだったので暇ではありませんでしたが…)

『よし、裏垢でも始めよう。』

なんて軽いノリで裏垢活動をはじめ、最初にやってみたことは #裏垢女子と繋がりたい というハッシュタグをつけて、フォロワーを増やすといった愚行です。

片っ端からエロい写真をUPしている裏垢女子をフォローし、眼福なTLを形成。

その子達から提供されるエッチな報酬画像やら動画やらを眺めながら、時にはクソリプを飛ばして下世話な話に花を咲かせる。

そんなテンプレ感満載の裏垢活動を実は僕もしていました

最初の内はそういったアンモラルなやり取りにドキドキしているだけの裏垢生活だったのですが、活動していく中で、"自己開発界隈"というものが存在することを知ったのは、フォロワーが200人くらいになった頃でした。

"自己開発界隈"というのは、端的に言えば中でオーガズムがうまく感じられないという女の子達が、いわゆる"中イキ"を目指して情報を発信し合ったり、自称 "中イキを提供することが出来る雄" 達が下心をぶら下げて入り乱れるカオスな界隈なのですが、中には身体のことを真剣に考察する男の子も女の子も存在していて、その真面目と不真面目さの独特なバランス具合が、僕の目には興味深く映ったのでした。

思い立ったが吉日です。
僕もそこで自己開発に役立つ情報を何か発信しようと考え、自分の性経験を駆使してとある音声投稿サイトで "女の子が自分でできる中イキの方法" という中イキ誘導音声のようなものを投稿し、それをtwitterを使って発信してみました。(当然もう削除済みです)
今考えると、内容としても陳腐なものだと感じますが、何故かそれが当時の音声投稿サイト上でピックアップされ、思っていたよりも反響を頂く結果となり、"中イキおじさん"としてのポジションに入り込むことが出来たのでした。

こうして"中イキおじさん"として少しだけ調子に乗っていた僕ですが、こういう性に関する界隈というものは、コンテンツホルダー間の縄張り意識が強く、新キャラが出てくると、同じようなポジションにいる古参から叩かれるという傾向があります。

当然自分も例外ではなく、小さい界隈でチヤホヤされていた僕のところにもそういった声が多数届きました。

それらとバチバチするというのも当時のtwitterでは一つのコンテンツとして盛り上がっていたので、僕もそれを楽しんで対応しつつ、日々女の子の相談に乗ることで自己肯定感を高めるという、なんとも雄として歪な日々をしばらく過ごしていたのですが、僕はここで圧倒的影響力で殴られるという事を初めて体験します。

"教祖"といえば昔の自己開発界隈を知っている人たちはなんとなく想像がつくかと思われますが、当時の自己開発界隈やアングラ界隈に於いて、圧倒的な存在感を持っていた"教祖"と呼ばれている男性を推しているファンの子達に、僕の活動が捕捉されてしまったのです。

「あなたのやってることは教祖のパクリ」
「教祖の邪魔になるから活動をやめろ」
「あなたの技術は教祖の足元にも及ばない」

等々、およそ教祖の信者と呼ばれる方々からこういった声が連日届き始めました。
そういった日々が数日続いた後、教祖本人から僕のコンテンツに対して

「あんなん見る奴お察しやで」

という言葉をきっかけに、僕のコンテンツの再生数はピタリと止まり、僕の裏垢での小さな影響力も失墜しました。

とはいえ、これは別に教祖が悪いわけでもなんでもなく、単に教祖の持つコンテンツの出してきた結果と、数字に殴られた事で、自分のコンテンツのテキトーさと脆弱さが露呈したというだけの話でしか無いのですが、これは後に、ねむりさんを形成する大きなモチベーションの一つとなる挫折のお話でした。


2章:女風で金を稼げるまでの5ステップ

前章では、現在のねむりさんになるまでのきっかけを書いたエッセイのようなものでしたが、本章以降は"ねむりの施術"というコンテンツをどのように組み立て、運用していったのかの行動解説を主とした章となります。

正直、僕という生き物には興味無く、女風やっていく上でのSNS攻略を知りたいんだよという方々は、1章を読まずにこの章から読むのが良いかと思いますし、時間が無いのでとりあえず雰囲気読みをしたいという方は2章と3章だけ読むという形でも、即時自分の行動に活かせる部分はまとまっていると思います。


売りモノとしての自分を設定しよう

"ねむりさんをちゃんとやろう" そう考えた僕が、まず1番に考えたのが、ねむりさんというものをどのようなキャラクターとして運用していくかという”ペルソナ設定"でした。

マーケティングなんかの仕事に関わった事がある方なんかだと、
"ペルソナ"という言葉を聞いたことありませんか?

ペルソナという言葉は、使う場面によって意味合いが少し変わってくる言葉なのですが、心理的な解説を読むと"外的側面"という意味で使われているようです。

もっとわかりやすく言うならば "仮面" と言ったところでしょうか。

僕の好きなゲームで『女神異聞録ペルソナ』というシリーズ物のゲームがあるのですが、このゲームでは自身の内側に宿る別人格を使役し、力に変えて敵と闘うというコンセプトがあり、更にそれらを表すメタファーとして"仮面"がシリーズを通して登場します。

"外的側面"だったり、"内側に宿る別人格"だったりと、混乱するかもしれませんが、僕はこれらを参考に都合よく解釈した上で

自分の内側に宿る別人格を利用して作った外的側面(仮面)がペルソナである。

という風に考えることにしました。

何かしらキャラクター設定をするにしても、本来の自分とかけ離れすぎていると違和感が出てしまうし、続けていくのが大変だろうから、自分がもっている特性を利用して仮面を作った方が運営楽だよという話です。

さて、そんなねむりさんのペルソナ設定ですが、当初のコンセプトは以下の通りです。

・ "誰からも"は好かれない性格の悪さ
・ 綺麗事ではなく、現実事ばかりをズケズケと口にする人間性
・ 無名よりは悪名のが良いという価値観
・ 女風セラピストなのに裏垢女子と普通に軽口を叩きあう遠慮の無い距離感
・ 性的でない触り方で、何故か性的な反応を作る技術を持っている(設定)
・ エロ界隈に身を置きながら、あまりエロ事には興味を示さない姿勢
・ 愛妻家である。

これらを1行でまとめると
【エロ界隈にいるわりに現実的で性的ではなく、愛妻家の風俗キャスト】
となります。

このnoteを読んでいる方々には、すっかり馴染みのある"ねむりさん"そのものかと思われますが、実はこれらの設定はねむりさんを運用する当初から設定されていたものでした。

そう、あくまで売りモノとしての"設定"です。

とはいえ全てが設定としての虚構なわけではなく、ここで挙げたどれもが僕の内側にある要素でもあります。
この、内側にある要素1つ1つの出力具合を調整し、常識人から逸脱させて、中の人よりもオーバーにしたものが"ねむりさん"というわけです。

こうして事前に【ねむりさん取扱説明書】を用意することで、すべての言動や行動をこれら取説に則した形で決定することが出来るようになり、行動決定のストレスを極端に減らす事ができるようになります。

何か判断に迷った時なども、これら取説の設定一つ一つに当てはめていき、それらから逸脱した形になっていないかを確認するだけで、僕は"ねむりさん"を崩す事無く運用することができるのです。

『これから自分を何かしらで売っていきたい』
そういった考えを持っているのであれば、何よりこの初期設定と、自分の取説を作るという工程を軽視しないでおきましょう。

例えば、活動の中で自分の事を嫌いな存在【アンチ】などは簡単に発生しますが、アンチ達の多くは感情的に動いている方々が多いため、自らの取説などは持っていません。
そういった人々から投げつけられる批判の言葉や誹謗中傷などに対し、自分の取説に沿った対応を心がけるだけで、自らのダメージも軽減(または無効化)することができるのです。

今アンチされているのはペルソナの自分であり、対応は取扱説明書に準じて行う。

これを徹底することで冷静に対処できるだけでなく、ペルソナの内側にいる自分は傷ついたり、迷ったり、悩んだりといった機会を大幅に減らすことができるようになりますし、何かにアクションを起こす際も、ペルソナの自分であればどうやって動くだろうかを取説に沿って行う事で、俯瞰で行動を捉えることが癖ついて来ます。

そうしてまずはSNS上で"売りモノとしての自分"を確立していきましょう。

確立された"売りモノとしての自分"は、武器にも盾にもなるという話は別の章にて後述していきますが、取説を持っている人間と、取説を持たない人間同士での攻防は、オンラインゲームにおける"課金ユーザー"と"無課金ユーザー"レベルで得られるチャンスが変動していきます。



3章:毎月満了セラピが出来上がるからくり

2章では"ねむりの施術"というコンテンツをどのように組み立てていったかを中心に書いていきましたが、3章では"ねむりの施術"というコンテンツがどのような思考と状況に支えられて満了を続けられたのかについてを書き連ねていきます。


施術に於いて絶対に外してはいけないポイント

さて、すっかり2ヶ月先程度は満了するようになったねむりさんですが、その状態を続けていくとなると、また違った努力が必要になってきます。

それは、お客様のリピート率を高水準で保ち、安定させ続けることです。

言ってる事がド定番過ぎて何も新鮮味が無いかとは思いますが、しかし風俗の世界に於いてはこれが最も重要で、かつ最も難しいことなのです。

まず、お客様が同じ風俗サービスをリピートする際、男女共通で無意識に求めている事が2つあると僕は考えています。

それは、"前回同様のサービス"と、"前回以上の満足感"の矛盾する2つの観点です。

これは言い換えると、『変わらない安心』『飽きさせない変化』とも言えるのですが、このどちらか一方のコップが満たされた状態でサービスを終えられれば、高い確立でリピート率を上げる事が出来ます。

しかし、一方で同じコップばかりを満たされ続けると、お客様はサービスに"慣れ"を感じてしまい、それはそれで継続利用を止めてしまったりもするので、これらのコップを一定間隔で交互に満たしていく事が、風俗サービスの継続利用を促すのに必要不可欠な感覚だと、僕は考えています。

また、このどちらも満たせない状態でサービスを終えてしまえば、当然ながらお客様は満足感を得られないどころか、不満を溜めた状態で帰っていくため、二度とサービスを利用してくれることは無いと考えるのが妥当でしょう。

では、ねむりの施術に於いて、この2つのコップは何でもって管理するべきなのか?

僕はこれを『身体がキレイになるメンテナンス(健全)』『性的な快感の拡張を促すメンテナンス(不健全)』の2つに分けて考えることにしました。

"身体がキレイになるメンテナンス"の部分は、具体的にはエステ要素をふんだんに取り入れることによってビジュアル面の悩みに深くフォーカスを当て、健全で健康的な肉体ビジュアル面への変化を促す要素として構築していきます。

"性的な快感の拡張を促すメンテナンス"の部分は、性的な自己開発の悩みに深くフォーカスを当て、体外式ポルチオ性感を中心とした中イキ開発の要素を強く押し出すことで、性的なメンタルと身体感覚面への変化を促す要素として構築していきます。

こうすることで、健全と不健全の要素を含む"矛盾する2つの観点"を同時に提供することができますし、どちらか一方だけを求められても、どちらかのコップを満たすことができるようになり、安定したリピート率を高水準で保てるようになりました。

そして、これを継続して提供するために必要不可欠な感覚がもう一つあります。

それは、「その行為はお客様がされたい事か?自分がしたいだけの事か?」と考え続けることです。

ある程度サービスの提供に慣れ始めてしまうと実に自然な事なのですが…
"こうすればいいのだろう"や、"こうされたがってる筈だろう"などといった、思考や行動のテンプレ化が生じます。

風俗サービスに於いて、この思考のテンプレ化の落とし穴に嵌まってしまうと、片方の要素のコップを満たすことしか出来なくなってしまい、そのコップがお客様が求めているコップと逆であれば、それはリピート率の大幅な低下を招きます。

僕も一時はその状態に陥り、独りよがりな施術を提供してしまっていたがために、初回リピート率の大幅な低下、サービス上の事故、クレームの増加など、大幅にマイナス面での評価を増やす事になりましたが、

矛盾する2つの観点のどちらかを満たすこと』
『その行為はお客様がされたいことか?自分がしたいだけのことか?を考え続けること』

これら2つに立ち返り、そしてこれらを絶対に外してはいけないポイントだと自分に言い聞かせて軌道修正をすることで、リピート率を元に戻すことができました。

サービス提供に於いて、なんかリピート率が伸びないな…という壁にぶつかった際は、まず上記2点を考え、改善点を探すようにしましょう。


動画コンテンツで流入導線を増やそう!

予約も知名度もそこそこに安定したねむりさんですが、当時のSNSアカウントのフォロワーは700人そこそこといったところ…その中で顧客となってくださっていた方々は100人前後といった状況の中、僕は自らのコンテンツの拡張と、新規顧客の流入を促進するための場所を探していました。

そこで、当時目をつけたのがYoutubeです。

当時のYoutube上には、まだ性的なコンテンツを中心に展開している女性向け風俗キャストは殆どいない状況で、それっぽいワードを検索すれど、検索上位に出てくる動画は大して再生数が高いものではありませんでした。

また、当時の性的な技術解説などをしている動画は、情報商材として高額で売られているものばかりで、業界相場的にもYoutubeを通して無料で見られるというのは異例だったのではないかと思います。

『Youtube上にまだこんなブルーオーシャンが残っていただなんて…』

子供が足跡の無い綺麗な雪を見つけたかのように、ウキウキのテンションで企画を書きながら撮影のスケジュールを抑え、モデルの子との撮影を終えた僕は、勝利を確信しながら編集作業を終えました。

まさかこの動画がとんでもない事態を招くだなんて知りもせずに…。


5章:病まない自分の作り方

本note最後の章では、僕が女性向け風俗セラピストを続けていく上での病まない工夫や、メンタルの守り方を中心に書いて行こうと思います。
自分の生活に活かせそうな部分があれば、都合よく利用して頂ければ幸いです。


頑張っちゃいけない時と、頑張った方がいい時

『あぁ今日は運が悪い日だな』
僕は子供の頃から、こう思う事が結構な頻度で発生します。

例えば、『今日どうしてもカツ丼が食べたいな』なんて思ってしまい、近所のカツ丼チェーン店に向かうのですが、残念ながらそういう日に限って臨時店休していて、仕方がないので別のカツ丼が於いてあるファミレスに向かうと、なんとそこでもカツ丼だけが売り切れています。
仕方がないのでファミレスを後にし、もうコンビニのカツ丼でいいやと思いながら帰路のコンビニに寄るのですが、そこでもカツ丼が売り切れていて・・・みたいな話が僕は良くあります。(実話です)

こういう自分の力ではどうにも管理できない運の悪さの事を、僕は『流れ』と呼んでいて、流れが悪いなという日は『頑張っちゃいけない日だな』と諦めて最低限の行動しかしないようにしています。

この流れに逆らうように頑張ってしまうと、例えば本来10の行動量で出せる結果が100の行動量でないと出せなかったり、思わぬトラブルが発生してそもそも行動した分が全て無駄になったり、怪我をしてしまってしばらく行動不能になったりといった事が容易に発生したりするので、直感的に『今日はやめておこう』と思う事があれば、極力僕はその感覚に従っています。

逆に全ての流れが自分に向いている、『頑張った方がいい時』というのも、悪い流れほどではないにせよ稀に発生します。
そういう時は100の行動量が必要な結果が10の行動量で出せたりするので、多少の無理を通してでも頑張り続けるといった事をします。

そして、日々殆どの場合は『どちらでもない平坦な流れ』の中に自分はいるので、これら3つのバランスを見ながら、僕は日々の行動を決定するようにしているのです。

この3つのバランスを見ながら、良い流れが来ている時にのみ行動量を増やしながら『努力』をし、平坦な流れの時は『維持』、悪い流れの時は一切を放置して『休む』という風に行動していくのですが、これら行動が流れとズレた状態になってしまうと、人間は病むのではないかと僕は考えています。

そのため、病まないために流れを感知できるだけの『能力』と、流れを判断するだけの『情報』が必要となってきます。

この情報収拾に使えるものが、自身のSNSです。

厳密にはSNSでなくとも、自分の日々の感情の記録であればなんでも良いので、日記を付ける週間がある方はそれでも良いかと思いますが、場所を選ばずどこでも記録できるという利点から、僕はSNSを日記として扱い、これら流れを判断しています。

情報を基に、今がどの流れにあるのかを記録していくと、最初こそ外したりもしますが、次第に自分特有のパターンが見えてくるかと思いますので、あとはそのパターンに沿って『流れ』を判断する癖をつけていきましょう。

そうして流れが判断できるようになれば、何か運の悪い事が起きても
『まぁ今はそういう流れだからな』という形で、自分の心を守ることが出来ます。

人間、病まないためには、悪いことが起こる理由があったほうがいいのです。僕はその理由として『流れ』という感覚を自分の中に作り、それを良い時も悪い時も利用し、自分を納得させることによって自分の心を守っています。

また、自分の流れを感知できるようになると、次は他人の流れも感覚的に捉えることができるようになってきます。

次の項では、他人の流れについて詳しく話していきましょう。


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