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「かっちゃんがナイト・ワールド・レイディと会っていた」の話

かっちゃんの友達のなおくんがパートナーの父君の会社を継ぐことになり、社長になった。

乗り気でなかった彼はストレスがたまり……

かっちゃんを夜の世界へと誘う。


「おしゃべりは楽しいけど、ウーロン茶ばっかり飲んでるし……間が持たん」
 
さもありなん。

なおくんは飲んべえ🍺。
かっちゃんは下戸🐸。

ある日の夜遅く帰宅したかっちゃん。

「友達とスタバ行っとった」

と言う。

え?

かっちゃんの友達は4人。



なおくんはスタバなんかこじゃれた所行けませんし……
もう一人は県外。
もう一人はFさん。
もう一人はつくねなので。

「誰?」

素直に尋ねる。

「こないだ飲みに行った時に出会った〜」
「そうなんじゃ」
「お昼はお洋服のお店で働いてるんだって〜」
「え……寝る暇ないじゃん」
「うん、忙しそう〜」


鋭いつくねはすぐ気づく。


……女子ダネッ!

ホントかっちゃんは……
お相手があたしだったから良いようなモノの
人によってはバトル勃発もあるんやで?


と脳内で説明するけど……
どうせ、地に放たれた神様の如きかっちゃんには
どんなに言葉を重ねたって伝わる訳がない。
性別も時間も国境もかっちゃんにはないのだから。

それに……
つくねとしてもこういう思いがあるのだ。

「かっちゃんは日本の……イヤ、全人類の共有の財産!宝物!」

かっちゃんに話を聞いてもらう事で解決する悩みが五万とある。
極上の癒しをもたらす。
割と本気で思っているので、私が独占するのはもったいないんだ。

その上。
結婚した当初のつくねなら焼きもちのひとつも焼いた所であろうが。


こちとらかっちゃんと結婚歴15年。
その辺りの感覚が通常とは違ってきた。

「かっちゃんと友達になるなんて、見る目があるし、すごい幸運な人だと思う」


そう伝えると。

「つくねのnoteを見せたんよ」
「おっ?」
「そしたら、めっちゃ食いついてくれて〜」
「あっ、マジで?」
「『すごい面白い!コレだけ読ませて、あ、コレも!』ってずーっと読んどってさ〜」

「えぇっ!?」

「『4コマ漫画もゆるくて楽しい!』って……曲作ったりボイトレ行ったりもしとるよ、って言ったらビックリしてたよ〜」

「えっへへへ……」


「ウチら……友達になった方がいいんじゃないかな?気が合うと思うんじゃけど」

「うん。俺もそう言ったら……『夜の仕事辞めてちゃんとしてから』だって」

??

「や、そんな、あーた。結婚するんじゃねぇんだかr……」

「あと……『はら家の養子になりたい』って言っとった」


???

へ……
変なヤツだ!(褒めてる)
こいつはすげぇ拾いもんだぞ?(すんごい褒めてる)

「詰まる所……ウチらのパーティーに加わりてぇって事じゃな?」
「きっとね」





後日談。


「今日、仕事中に〇〇さん(50代男性)に話したら……」
「うん」
「『キャバクラで出会った女の子と会って?……その話を奥さんにした?ありえんじゃろ』って」
「うん」
「ありえんのん?」
「まあ……意見が分かれる所ですなぁ」
「そうなんじゃ……」



「もう、ほとんど全部読んだって言っとった」
「えっ……まあまあボリュームあるけど?」
「うん。あと、この話、記事にしても大丈夫?って言ったら『ええええ!全然私なんかでよければぜひ!!嬉しいです!!つくねさんのファンなので!!!』」
「ガチ勢じゃな……」
 


ウッフフフ!
早速、記事にしちゃったぜ!




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はらつくね
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