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活字大嫌いが読書を習慣にしたらメリットばかりだった話

こんにちは!

今でこそ仲良くなった人からは
「本当によく本を読むよね」って言ってもらえるようになりましたが、
元々読書というものが大嫌いだったんです。

国・数・英・理・社の5教科のなかでも
断トツで成績が悪く
断トツで成績が伸びなかったのが
国語でしたし、

そもそも文章を読むこと自体が苦手で、

  • ・読むスピードが劇的に遅い

  • ・同じ行何回も読んでる

  • ・全部読んだのに全く頭に入ってない

の三重苦。

先日投稿したツッパリ先生のメソッドを用いても
改善されませんでした。

それでも、尊敬する人や優秀だなー、と思う友達は読書家が多く、なんかカッコよく見えたんです。

なので読書を習慣にできたら、自分でもちょっとは変化できるかも…とは思いつつ、試行錯誤するも全くうまくいかず。

読書を習慣にしたいと思う→読んでみる→やっぱりダメ→睡魔に首を垂れる→起きる→振り出しに戻る

この無限ループからどうやって脱出すればいいんだろう…と思い悩みます。

実はちょっとしたきっかけで読書はハマれるんです。

今回はそんな読書嫌いだった僕が、本を読むきっかけになったこと、気付いたことをシェアできればと思っています。

似たような悩みを持ってる方の参考に、少しでもなれば。


自分が読みやすい+面白いと思える本を知らなかった

そもそも「読む」という行為自体に慣れていないのに、
余白ほぼゼロ、文字ビッチリムチムチな本を
「この本を全部読めば何かが変わる」という謎の使命感(?)
気合いというムチで自分を傷めつけて読書に挑んでました。(カーネギーの人を動かすとか)

ただでさえ読むスピードが遅く、
デスノートは1冊4〜5時間、ブリーチでさえ1冊2時間はかかります。
マンガなのに。
1冊に3ヶ月かかっても読破できないとかザラにありました。

しかも気合いで読んだ本ほど頭に入ってないんです。
めっちゃ漕いでるのに進んでないチャリみたいな。

太陽に吠えろの松田優作状態。

なんじゃこりゃあ!!!

そして気付きます。
マンガは全然苦じゃないのに、なぜ小説やビジネス書は苦手なんだろう…??」と。

もしかしたら余白とイラストがキーなのかもしれない…??と
足りない頭を精一杯使って仮説を立てます。

まずは活字だけに慣れるトレーニングとして、自分にとって"いい感じ"の本を探しに行きました。BOOKOFFに。

ありました。
パラパラめくってみたら、
"なんかちょうど良さそう"でした。

林修の仕事原論

初めて買った自己啓発本がコレです。
見事にヒットし、初めて3回くらい繰り返して読めた。

文字、デカいですね。

あのインパクトポーズだ!

写真、いっぱいあります。
付箋なんか、貼っちゃってみます。

ここから少しずつですが活字を追うということに慣れ始めます。

ちなみに余談ですが、
林先生自体は"今でしょインパクト"でテレビ出演が増え、ヤンキーの皆様に授業をしているのを偶然見かけたことで気になっていました。

隅から隅まで全部読んでた


読書に慣れ始め、なるほどー!!!
と新たな発見も徐々に増えてきます。

しかし、ここで新たな問題が。

全て読み終わった時に
「あれ?この本って結局何が言いたかったんだろう?」
「この本から自分が学べたことってなんだっけ?」
せっかくの"なるほどー!!!"な内容が全く思い出せなくなっていました。

と同時に周りの友達から
「今週2冊も読んだよー」とか、
会社の偉い人から「毎日3冊読んでる」
という"何冊読めるかプレッシャー"をかけられていました。
別にプレッシャーかけたつもりではないと思うが、(多分、聞いてほしかっただけ)
当時は勝手に思い込んでしまい、
「とにかく速く読まなきゃ!」と速く読むことに焦る焦る。

そして気付きます。
活字を目で追うのと本を読むことが
ごっちゃになってたことに。

結局読むスピードを上げたところで
頭に入らなかったら意味がないんだ…

速読法とかも色々試してみたけど、
大切なのは"行動に繋げるヒントを得ること"
なんですね…(当たり前?)

その時から、

  • 読むスピードを気にしない

  • 全部じゃなくて今必要な部分だけ

を意識して読むようになりました。

落ち着いて読めるし、頭にも入る入る。
とってもよくなってきました。

小説に挑戦そして挫折


いよいよ慣れてきたところで、活字だらけの小説に挑戦してみましたが、
いよいよアカンですね。

文字ばっかりで登場人物いっぱい出てくる。
しかも飛ばして読んだら物語の流れが全くわかりません。

「まだ諦めるところではなく、今までの経験を踏まえて
小説でも"いい感じ"の本があるかもしれない…!!」と自らを奮い立たせます。

ということで探します。今度は兄の本棚。
(兄はめちゃめちゃ本を読む、伊坂幸太郎とコナンドイルとアガサクリスティー好き)

ありました。

死神の精度

初めてどハマりできた小説です。
もしかしたら一番読み返している本かもしれません。

短編だからちょっとずつ読めるんです。
どうやら短編小説がエントリーしやすかったようです。

リズム感?とか言い回しがいちいち面白いですし。
コレはスイスイ読めるゾという感覚を初めて味わいました。

しかも短編で1話1話オチがあるのに、
実は最後に話が全部繋がってました…

語彙力も見事にお粗末なもので「す、すげぇ…」
しか出ませんでした。

そこから小説も慣れ始めます。
実は小説にも"なるほどー!!!"な内容がたくさんありました。

なので、

伊坂ばっかりじゃねぇか!!!

小説にも付箋貼り始めます。

付箋貼ると面白いのが
2回目読んだ時に、
あれ?こんなとこ付箋貼ったんだ…
って変化に気付けるところです。

なんだか変化してますね。

読書で得られたものはたくさん


小説にはマンガにはない面白いポイントがたくさんありますし、
登場人物の心境が細かく描写されてるので
「こういう時にこう思うのかー」と共感力も向上します。
場面の情景も全て文章での描写なのでイメージ力も向上します。

ビジネス書ももちろん
新たな知識を身に付けて、仕事で活かせたり
考え方のヒントになったりしました。

そして何より時間の使い方が変わったことに
驚きを隠せません。

ちょっとのスキマ時間が読書タイムに


SNSも面白いけど、
今では読書に当てる時間が多くなりました。
お陰様で他人との比較で
余計な自己嫌悪の時間も減りましたし、

何より友達が遅刻してしまった時に
「ラッキー!本の続きが読めるゾ。」
って思えるようになったんです。

なので遅れてしまった友達にも
「全然大丈夫だぁ」
とお互いに嫌な気持ちに
ならずに済むことが多くなります。

この変化は本当に大きい。

というわけで
長々と書きましたが、

少しでも似たような悩みを
お持ちの方々のお役に立てれば、
とても嬉しいです。

そしてその中から伊坂幸太郎好きな人ができて盛り上がれたら…
それはそれは楽しそうですね。

人生、山あり谷あり。
山頂と谷底でお会いしましょう。
それでは!

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