『ChatGPT翻訳術 新AI時代の超英語スキルブック』(山田優・著)
昨日紹介した『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(石角友愛・著/日経BP・刊)、そして以前の『オヤジも目覚める! ChatGPT革命』(竹内薫・著/徳間書店・刊)に続いて、 ChatGPT を仕事に活かすことを述べている『ChatGPT翻訳術 新AI時代の超英語スキルブック』(アルク・刊)です。
本書の対象読者として、
の5つを挙げています。いずれにも該当しない高齢者ですが、紹介されている“生成AIの活用ノウハウ”は、具体的な取り組み(翻訳)を通して分かりやすく、他分野での利用に活かしていけそうです。
本を開くと、早速「はじめに」にプロンプト(ChatGPTへの質問)が出ています。
そこに載る英語の一文(ChatGPTの回答)は、すっきりしません。
そこで著者は、
ChatGPTから、分かりやすい説明(回答)がされています。
こうしたプロンプトの出し方(続け方)は、これまでの検索や翻訳では難しかったし、そもそもしていないかもしれません。
こうした具体的なプロンプトが、自分の仕事にも参考にできそうです。
ちなみに、本書を読みながらChatGPT 3.5に同じプロンプトで質問(指示)すると、本書とは違った内容(回答)でした。
そして、通じるかの質問には「はい、英語での表現 "○○○" は通じます。」と答えてきました。
その英文を、DeepL翻訳に入力して確かめてみると、その日本語訳、一緒に示されるその他の候補も、分かりやすい表現(訳)でした。
ChatGPTなど生成AIの進歩、改善の勢いは、目覚ましく、“使わない”という選択はもったいないと強く思います。
翻訳や英語を生業としない方は、“読む”というより、“参考にする”ように飛ばし読みし、時々立ち止まってChatGPTで確かめてみるのはいかがでしょう。
手にしてみる価値のある一冊です。
【参考】
◇Translation Studies(Yamada's Translation Lab)
◇『オヤジも目覚める! ChatGPT革命』(竹内薫・著)(2023/11/08 集団「Emication」)
◇『AI時代を生き抜くということ ChatGPTとリスキリング』(石角友愛・著)(2023/○/○ 集団「Emication」)
◇ChatGPT
◇生成AIの利用について(文部科学省)
◇「生成AIを巡る動向」(総務省 令和5年版 情報通信白書)
◇「自治体におけるAI活用・導入ガイドブック(第3稿)」の公表(総務省 ICT地域活性化ポータル)
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