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この一瞬の煌めきの中で

22.1209

身軽さに憧れているのに、身軽さとはかけ離れた生活をしている。

いつでもこの町から出ていけるのに
私を縛るものは何一つないのに
私の腰はひたすらに重い。

心が軽く弾む感覚をもう知っているのに、体がまるで動かない。

自分にかけた制限が外れない。
一瞬一瞬にかけた煌めきが腐っている。

いつだって私の意志ひとつで私は世界中のどこへだって行けるんだ。

私のことは私が決める。
判断基準はいつだって私自身だから。

愛を簡単に忘れてしまわないで。
真実はいつもここにあるから。

もうケージは開かれている。
今、籠の中から抜け出しました。


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水月
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