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授業用に作ったゲームを公開してみた!

こんにちは「つけらっとゲームス」プログラム担当のとちです。
ゲームを作る他に専門学校のシステム系学科で外部講師もやってまして…

その関係もあって、ここ最近、投稿している記事はプログラミング学習モノばっかりで堅苦しくて難しくて嫌になちゃいますね!

というわけで今回は授業で作ったシステム設計書や、練習問題に関連して作った簡単なゲームを公開するという、ちょっと緩めの記事にしました。

ちなみにプログラミング学習の関連記事は以下にまとめてます!

【今すぐゲームを遊ぶ(または動画を見る)場合はコチラからどうぞ!】

しちならべ / スライドパズル 
開発中のつけらっとシューティング(動画)

※ 基本的にPC向けです。
※ スマホのブラウザでも動く場合がありますが最適化されていません…



まずは目標や興味を持つ!

冒頭で勉強するって堅苦しくて難しいって話をしました。
ただ、ジャンルによっては違うかもしれませんが「勉強」って年齢を重ねると、それなりに楽しいんですよ。

たぶん、学んでいる内容が何に使えるか想像できるようになるから、または明確に目標があって学ぶからだと思うんです。

専門学校の学生は、本来であれば明確な目標があるハズですが、その目標までの道のりが遠すぎると迷子になっちゃうんですよね。少しでも目標を見失わないために興味を持ちやすい教材を提供できたらいいのですが、それが結構難しい。

……と思うんですが、そういやわたしってゲーム作る人だったわ!

基本的なアルゴリズムを教えるだけでは覚えられない。
フローチャートを書くだけでは覚えられない。
システム設計書を書くだけでは覚えられない。
それなら、その先にある達成物(ゲーム)を見せようじゃないか!

もちろん「ガチ」で作ったモノは、お客様にお渡しする商品なのでタダで遊ばせるわけにはいきませんし、わたしが担当しているのは3年制学科の1年生相手なので、遠すぎる目標は迷子を生み出しちゃいます。

なので(プログラミング学習を目的に)実際に授業で作ったシステム設計書や、解いた練習問題をベースに簡単なゲームを作り、学生たちにソースを公開しています。

そして、これらは地域のイベント、ワークショップ、展示会といった場で子どもたちに「こういう勉強すると、こういうモノが作れるよ!」という情報教育の教材としても使おうと思っています。

(こういうのも地域貢献になると思うんですよ)


しちならべ

2023年度「七並べをアプリ化する際のシステム設計書作成」という課題を出しました。解答例としてわたしも設計書を作り、その設計書をベースに作ったのが以下のゲームとなります。

当時作ったモノを少々改良しています。
また、Web版は一部機能を制限しています。
遊ぶ場合は下の画像、または埋め込みの「Unity WebGL Player | Sevens」をクリックしてくださいね。

誤クリック防止のために出したいカードを選び、もう一回そのカードをクリックすると場に出ます。パスボタンも同じ仕組みです。

10月の課題なので半年くらい学んだ学生にチャレンジして貰った課題です。

開発内容は以下の記事に詳しく連載しています。
ご興味がございましたらご覧ください!

いきなり全部を作るのは難しいですが、問題を小分けにして徐々に進めて行けば作れる範囲だと思います。

実際にUnityやPythonで作ってた学生もいました!
半年でここまで来れたら来年以降が楽しみです。


スライドパズル(15パズル)

2024年6月にフローチャートを書く応用問題として出題しました。
作成したフローチャートをベースにプログラムコード化しています。
(※Web版は一部改良しています)

遊ぶ場合は下の画像か「Unity WebGL Player | SlidePzlTest」をクリックしてくださいね。

動かしたいピース(16分割された画像)をクリックするとスライドします。
動かせないピースをクリックした場合は動きません。
ピースを上手くスライドさせて、元の画像の様に並び替えましょう。

実はこのパズルって難しいように見えてコツがあるんですよね。
コツをつかむと簡単にクリアできるようになりますよ。

ちなみに、こういう問題でした!

この時点の学生はわたしが担当している時間ではサーチ、ソートの基本的なアルゴリズム(フローチャート)を学んでいる状態です。

ソートの練習問題を何度か解いてデータを綺麗に並び替える方法を理解している状態で、逆にバラバラに配置する仕組みを考えて貰いたい、というのが応用問題のテーマです。

他の先生がPythonでランダム関数を教えていたようなので、敢えてランダム関数を使わない方法を考えて貰っています。

スライドまで仕組みが思いつけば、ほぼゲームとして成り立ちます。
つまり、このあたりの問題解決できればゲームを作れるんですよね…

解いてる学生もいましたし、わたしのソースを改造してる学生もいました。
いいことですよ! この時点では難しかったと思いますが頑張って欲しい!


つけらっとシューティング

こちらは「Unityだとこんなんできるよ」っと見せただけの簡易シューティングが中途半端になっていたので、しっかりと完成(成仏)させようとしてる作品ですが、まだ調整が済んでいません。

Web版だとチラつきも残ってるし、ガバガバ判定になってます。
Windowsスタンドアロン版ならもうちょっと綺麗だと思います。
(2024.07.28現在:動画はわたし個人のアカウントにアップ!)

2D縦シュー、このタイプのゲームを作りたかったけど、たしか去年の冬休み前に学生に原形を見せて、そのまま放置状態だったんです。

イベント向けに急ぎ開発中!

んで、わたしが子どもの頃、ファミコンの前に友達みんな集まってゼビウス、グラディウス、ツインビー、スターソルジャーとか色々!(たくさんあり過ぎてまとまらない)をワイワイ遊んでいたんですが、やっぱ当時を思い出すと楽しかったんですよ。

これくらいのシューティングをイベントに来てくれた子どもたちに遊んで貰うのもいいなーと思って「かわいいポップな方向性」に仕上げようと思います。

こちらも調整が済み次第公開できたらいいなー!


おわりに

いかがでしたでしょうか?

勉強も大事だけど意味もわからず、ただ机にかじりつくのはツラい。
だからこそ、何か形になりそうな目標が欲しいよね。

……と思って学生が課題に取り組んでいる間、解答例も作っていて、その先も時間があったら作ってた!

そんな作品を公開してみました。

まずは単純なところから徐々に肉付けしていくと、あら不思議、いつのまにか自分だけのゲームができてたりします。今すぐには難しくても近すぎず、遠すぎない目標に向かって進むのはいいことだと思うんですよ。


んで、こちらはスマホ向けのゲームアプリが並んでます。
普段はこんなゲームを作っているサークルの人です。ご興味がございましたらご覧ください(↓)

それでは、また別の記事でお会いできるのを楽しみにしております!

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