政治(金融)講座ⅴ927「含み損の顕在化と風評被害と取付騒ぎ、欧州への波及」
吾輩は、50年間金融機関に勤務したが、激動な経験をした。母方の実家は裕福な家庭だったようであるが、昭和の金融恐慌の時に銀行の取付騒ぎで預金を払出できず、銀行から預金(銀行券)の一部を戻してもらったのが次の兌換紙幣である。その苦い経験と銀行券が語り継がれててきている。それが次の日銀券(兌換)である。その後紆余曲折を経て、不兌換紙幣に変わるのである。
物価高騰というインフレ(狂乱物価)も経験していて、貨幣価値は永遠ではないことも身をもって味わった。人生はまだ終わっていないが、波