間欠的ファスティングダイエットとは?
今回は間欠的ファスティングダイエットダイエットについて解説していきたいと思います
このブログの読者様も断食というものをやったことがあるという人も多いのではないでしょうか?
断食と聞くと・・・「過酷」「辛い」「苦しい」といったイメージがあるのではないでしょうか?
この間欠的ファスティングダイエットはそんなイメージを払拭するために都合よく「絶食をしない日は好きなだけ食べて痩せられる」といった都合の良い情報だけ見せられているとしたらどうしょう?
結論から申し上げますと、「間欠的ファスティングダイエットはやめたほうがいい」という結果になります
今回の記事でわかること
・一般的な間欠的ファスティングダイエットと医学的間欠的ファスティングダイエットの違いがわかる
・間欠的ファスティングダイエットの効果がわかる
・間欠的ファスティングダイエットの起源がわかる
・間欠的ファスティングダイエットをする前の前提条件がわかる
・間欠的ファスティングダイエットの危険性がわかる
以上のことについて解説していきたいと思いますので最後までお付き合いください
間欠的ファスティングダイエットってなんじゃ?
最近流行しているダイエット法に、間欠的ファスティングダイエットというものがあります
テレビなんかで取り上げれる方法を皆さんざっくり知っている人もいるかもしれませんが、「1日おきに断食する」というものです
この方法を推奨する人たちは、「科学的に証明された方法」「絶食をしない日は好きなだけ食べられるから辛くない」と言われていますが・・・
そんなに良い方法ならなんでみんなやらないのか?
このようなダイエット方法をとる人の特徴として「自分にとって都合の良い情報だけかいつまんで見ている」というのがあります
1日おきに絶食を行い、食べて良い日は好きなだけ食べていい・・・
ここだけ切り取ったというわけです
医学的な間欠的ファスティングダイエットは以下の2通りです
・1日の中で食事をする時間を、6時間から8時間以内に収める(残りの時間は、水分以外は摂取しない)
・5日間のうち、2日は1食しか取らない
結論としては・・・
一般的間欠的ファスティングダイエット、「1日おきに絶食を行い、食べて良い日は好きなだけ食べて良い」
医学的間欠的ファスティングダイエット、「1日の中に空腹(Fasted)な時間を作るダイエット」
そしてこの医学的ファスティングダイエットは効果があると言えます(メカニズムも後で解説するよ)
1日のうちに空腹な状態を作ることで、体は飢餓に近い状態を作り出します
すると全身の代謝の状態に変化が起きて、糖分よりも脂質成分をエネルギー源として使うことを優先するようになります(糖質制限ダイエットに似てる)
その結果、体重だけでなく、条件付きですが、血糖や血圧、血中の脂質の値も改善することが報告されています
間欠的ファスティングダイエットの始まり
この方法が注目されたのは、2019年にオーストリアの研究グループが論文を発表してからです
この時日本でも、ネットを中心に紹介されて話題になりました
そこに発表された内容は、「36時間完全に断食したのち、12時間にわたって好きなだけ制限なしで食べていい」というダイエット法を行ったところ、全体のカロリー摂取量が減り、4週間後には平均して3.5キロの減量に成功したというのです
そのほかに、加齢や炎症を示す数値が下がったり、コレステロール値を改善させたり、内臓脂肪を減少させたり・・・・etc
とうとう究極のダイエット法を人類は手に入れたのでは?
そう思った人も多かったと思います
しかしこの論文の対象が「太っていない人」(肥満の人を痩せさせないと意味ないやん・・・)であったことと、「絶食した後早食いになってしまって体に良くない」という理由でおかしなものになってしまいました
絶食して最強に空腹状態で誰がゆっくりよく噛んで食べるでしょうか・・・
1日絶食した後の食事で食べたいだけ食べれるとなったらそりゃぁアホみたいに食べますよね^^;
出典「ドラゴンボール」鳥山明
ちなみにこの論文の最後の一文で
「「間欠的ファスティングダイエット」の効果を最大限に引き出すには、バランスの取れた食事が好ましいと思われる。「間欠的ファスティングダイエット」を開始する前に、健康的な生活習慣をつけることが大事である」
とされています
つまり、「間欠的ファスティングダイエットより、健康的な生活習慣を実践っすることが大事ですよ」と論文の著者達がいっているのです
この論文は、「こんな方法もバリエーションとして生活に入れても良いんじゃないの?」というのを科学的に調査して検証した論文ということになります
それはそれ!
これはこれ!
良いとこだけ切り取ってやっちゃったのが現在の間欠的ファスティングダイエットなのかもしれません
間欠的ファスティングダイエットを行うと内臓脂肪を維持する
ちなみに、「間欠的ファスティングダイエット」を真っ向から否定する論文も発表されています
それは「「間欠的ファスティングダイエット」を行った場合、「ぽっこりお腹」の原因である内臓脂肪を逆に維持することになる」という内容です
1日おきに断食することによって、体は飢餓状態になったと勘違いします
そのため・・・
・断食している間は内臓脂肪を燃焼しにくくなる(次にいつ栄養が入ってくるか分からないから)
・断食の間の食べて良い日には大量に食べるため、体はやっと入ってきた栄養を次の危機に備えるため脂肪として蓄えようとする
結局は、「間欠的ファスティングダイエット」の論文からも、決してこの方法を推奨するわけではなく、効果に関しても微妙であると言えます
まとめ
間欠的ファスティングダイエットの論文は太っていない人を対象にしていた
間欠的ファスティングダイエットをする前は、健康的な生活習慣を身につけることが望ましい(それができてたらダイエットは必要ない)
間欠的ファスティングダイエットを行うと内臓脂肪が逆にたまり腹が出る
結局は、「間欠的ファスティングダイエット」の論文からも、決してこの方法を推奨するわけではなく、効果に関しても微妙である
今日言いたいことはそれくらい
最後まで読んでくれたあなたが大好きです
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