それぞれのBest of 2021本@読書会 その1
コロナ禍となった昨今、人と会うのが簡単ではなくなりました。
失ったものも確かにあっかもしれないけれど、コロナ禍になったからこそ、急速に前進したものもあるかと思います。
そのうちの一つが「オンラインでの会話」です。
zoomやteamsなどでのビデオ通話が一気に広がりを見せ、自宅にいながら日本中の、もしくは世界中の人と繋がることが可能となりました。
僕自身、普及の恩恵を受けており、2021年に入ってからオンライン読者会というものに参加する頻度が増えました。
オンラインで知らない人に会うのも、
読者会に参加するのも初めてだったのですが、
やっぱり「人と話す」というのは、それ自体が結構面白く、自分以外の脳に触れるというのは刺激でしかありません。
そんなオンライン読書会も、先週の日曜日で今年分は終了となりました。
今回の読書会のテーマが『今年1番心に残った本』ということで、参加者皆さんのBest of 2021本を紹介してもらうことができました。
そのどれもがウィットに富むというか、本から受ける印象も、読み方も人それぞれだなあと感じたので、ここにその本と、紹介の内容を2部構成でご紹介させてもらおうと思います。
以下はペンネームで書かせてもらいます。(勝手に笑)
今回は、僕を含めて8名の方のご参加がありました。
①リュウゴさん
『運転者 未来を変える過去からの使者/ 喜多川泰』
「 運は使うもの、貯めるもの。という考え方が印象的だった」というリュウゴさん。
例えばレジで物を買うときには、商品とそれに見合う金額を交換しますよね?
これが等価交換の原理です。
一方で、人助けをしたりするというのは、お金が返ってくるわけではありません。(時にはありますが)
でも、そんな時でも等価交換の原理で、あなたに返ってきてるんです。何が返ってきているかというと、それは運です。これから幸運に向かうための運です。
他者に良いことをしたり、ちょっとツイてないことがあったり。そんな時は「運を貯めている」そう思うようにする。
「そうすることで、多少のことは乗り越えられる」とリュウゴさんはおっしゃっていました。
「運を貯める、使う」こういう概念があると、少し日常が楽しくなるような気がします。
②コーヘーさん
『居るのはつらいよ/東畑開人』
これはケアとセラピーを巡る本で、僕も読んだことがあります。心に病を抱えた人に必要なのは、ケアなのかセラピーなのか?を著者の体験を追体験しながら、哲学していきます。
僕もセラピストをやっている手前、とても勉強になりました。しかしながら、これを一般の会社員であるコーヘーさんが読んでいるなんてびっくり。
なんと、コーヘーさんは「“賞”読みをしている」とのこと。
この『居るのはつらいよ』は、大佛次郎論壇賞というなんとも重厚な賞なのですが、この賞を受賞した作品を次々と読んでいるそう。
理由は「自分が絶対選ばない本を読みたい」から。なるほどな〜
社会に出ると、自分の存在価値が「何ができるのか?」というDoに注視されがちです。だから僕たちはDoを頑張り、それが認められないと落ち込んだりします。
でも、やっぱりまず大事なのは「存在そのもの(Be)」が認められていること。居てもいい、という安心感。
ここが不安定だと、どんな場面でも環境でもソワソワしちゃうんです。落ち着かないんです。だからまずは「居ること(Be)」をケアすることが大切。
コーヘーさんは、ここから「会議や企画を出す時にも、居てもいいという存在(Be)への安心感があると、良い発言や企画ができる」
とおっしゃっていて、ケアは組織の心理的安全性にも繋がるんだな〜とハッとしました。
*
意外と長くなってきちゃったので、今日はこの辺で💦
明日以降に、続編をお送りしたいと思います。
(2部で終わるかな?😫)
それでは!また!
ps
noteさんからこんな通知がきました。
皆さんのおかげです。いつも有難うございます(^^)
それでは、また!
↑その記事