介護施設紹介業者、オーバーツーリズム

●介護施設紹介業者
朝日新聞感がすごいタイトルだなぁと思った。
おそらく、昔はこの辺の情報は地域でなんとなく共有されていて、近場の施設に入るみたいな形だったのだと思う。
高齢者が増え、地域の情報を共有するのが難しくなり、かつサービスとして選べる対象になると、双方のマッチングが必要になってくるから仲介が必要になっているのだろう。
まぁ、日本の場合、労働市場でも人材紹介やら派遣会社が力を持つし、かつての商社も貿易の仲介者として巨大になった。
仲介者をなくして、自分たちで考えて結論を出し、最後の責任まで取るみたいな発想が弱いんだろうなと思っている。つまり、西洋が育んできた「主体」感覚が少ない。DIY精神とか市民運動が盛り上がらないのも、ここに原因がありそうな気がしている。

●オーバーツーリズム
全国各地でこういう自治体が出てきそうな気がする。
少子化で、街の維持が難しくなると、何かに特化して「選ばれる」必要が出てくる。特化する対象の外にいる人たちは、不満を抱えて生活をすることになるか自分の価値観に合う自治体へ移住とならざるを得ないかもしれない。
ふるさと納税も似たような構造になっていると思う。
まぁ競争原理が入ることで、どこの自治体も工夫するインセンティブが発生するので、よい面もけっこうあるのだが、公共性の担保がめちゃくちゃ難しくなりそう。


いいなと思ったら応援しよう!