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越境学習のススメ:新しい自分との出会いを求めて

越境学習って何だろう?

みなさん、こんにちは。田中翼です。今日は「越境学習」というテーマについて、私の経験も交えながらお話ししたいと思います。

「越境学習」って言葉、最近よく耳にしますよね。簡単に言えば、「違うコミュニティに入っていくこと」なんです。最初は私も「越境なんて難しそう...」って思っていました。でも、ある日気づいたんです。実は、私たちの身近なところにも越境のチャンスがたくさんあるんだって。

身近にある越境学習の機会

越境学習というと大げさに聞こえるかもしれませんが、実は身近なところにもたくさんの機会があるんです。例えば、普段行かない場所でランチを食べてみる。これだけでも立派な越境です。

あるいは、異業種の勉強会に参加してみるのはどうでしょう。IT業界の人が農業の話を聞いてみたり、製造業の人がアート業界のイベントに顔を出してみたり。そこで出会う人々や得る情報が、思わぬ気づきをもたらすかもしれません。

私自身、2011年から社外体験プログラム(今でいう越境)を提供し続けてきました。当時は「越境学習」なんて言葉もなくて、「なんでわざわざ人の仕事を体験しなきゃいけないの?」「それでお金もらえるの?」みたいな反応をよく受けたものです。正直、最初は不安でした。「こんなの、うまくいくのかな」って。

でも最近では、「越境学習」という言葉が定着してきて、視野を広げることの重要性が高まってきたのを肌で感じています。参加者の方々の反応を見ていると、ほんの少しの越境で人は大きく変われるんだなって実感しています。世の中の意識が変わってきたんだなぁ、とうれしく思います。

もやもやは越境のチャンス

さて、ここで皆さんに問いかけたいんです。「自分の仕事、このままでいいのかな?」って思ったことありませんか? その「もやもや」こそが、実は越境のチャンスなんです!

でも、なかなか一歩を踏み出せないですよね。「今の仕事で精一杯」「新しいことを始める余裕がない」そんな風に思っている人も多いんじゃないでしょうか。でも、ちょっと視点を変えてみると、実は身近なところにも越境のチャンスがたくさんあるんです。

越境がもたらす自己発見

私が特に印象的だったのは、実際に仕事旅行社のユーザーにアンケートをとった結果です。なんと、社外での越境経験が自己有用感を高めたという回答が多く得られたんです。これって、すごいことだと思いません?

普段の仕事場を離れて新しい環境に身を置くことで、自分の価値を再発見できる。そんな可能性が見えてきたんです。これって、日本人が海外旅行に行って初めて日本の良さに気づいたり、一人暮らしを始めて親のありがたみを実感したりするのと似ていますよね。

つまり、普段の環境を離れることで、自分自身や今の仕事の価値を客観的に見つめ直すことができるんです。「あれ? 意外と自分って○○が得意だったんだ」とか「今の仕事って、こんな風に人の役に立っていたんだ」なんて気づきがあるかもしれません。

企業の越境学習への取り組み

そんな中、面白い取り組みをしている会社が増えてきているんです。例えば、ある大手企業では意図的にシェアオフィスを借りているんです。「えっ、わざわざ?」って思いますよね。でも、これが他の企業との接点を生み出す絶好の機会になっているんです。

普段は接点のない人たちと一緒の空間で働くことで、新しいアイデアが生まれたり、思わぬコラボレーションが起きたりしているんです。

ワーケーションと越境学習

最近話題のワーケーションも、実は越境の一種なんですよ。仕事をしながら異なる環境に身を置くことで、新しい発想が生まれやすくなるんです。私自身も地方でのワーケーションを経験しましたが、都会では気づかなかったことにハッとさせられることが多くて。

例えば、ある大手メーカーの社員さんが、地方の小さな町工場を訪れたことがありました。最先端の技術を扱う人が、職人技に触れることで「モノづくりの本質」に気づいたんです。この経験が、その後の商品開発に活かされたそうです。

越境学習の場としての副業

最近、副業解禁の動きも活発になってきていますよね。これも実は、社外との接点を持たせるための越境の一つなんです。2023年の調査によると、勤務する会社で副業が認められていると回答した人の割合は27.5%で、前年から2.2ポイント増加しています。一方で、副業が禁止されている割合は47.5%で、前年から2.3ポイント減少しました。

「えっ、まだ半分近くの会社が副業を禁止してるの?」って思われるかもしれません。でも、ここ数年の変化を見ると、確実に副業を認める企業が増えているんです。これって、企業が社員の越境経験の重要性に気づき始めている証拠かもしれませんね。

副業は単にお金を稼ぐためだけじゃないんです。違う業界の人々と交流したり、新しいスキルを身につけたりする絶好の機会なんです。そして、その経験が本業にも良い影響を与えるんです。「一石二鳥」どころか「一石三鳥」くらいの効果があるかもしれません。

越境学習への一歩を踏み出そう

正直、越境って勇気がいります。でも、一歩踏み出してみると、意外と楽しいかもしれません。私自身、最初は怖かったけど、今では越境が楽しくてしょうがないんです。

みなさんも、明日から何か小さなことでいいから、越境してみませんか? 新しい自分に出会えるかもしれませんよ。隣の部署の人とランチに行ってみるとか、休日に全然違う分野の勉強会に参加してみるとか。

一緒に、もやもやを晴らしていきましょう! そして、その経験をぜひ周りの人にも共有してください。越境の輪が広がれば、きっと日本はもっと面白くなると信じています。

さあ、新しい世界への一歩を踏み出す準備はできましたか? 越境の先に待っている、ワクワクする未来を一緒に探しに行きましょう!

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たなか つばさ@仕事旅行社
ふつうの人が、仕事にワクワクできる世界を目指してます。そのために役に立ちそうな情報をつらつらと発信して行きます。もしよかったら応援ください。

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