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自分に返ってくる
例えば店へ入ってわからないことがあったとする。
店員さんに質問するんだけど、ものすごく態度が悪い。
「○○はどこにありますか?」とか、「○○したいんですが、どうしたらいいですか?」とか、この程度の質問であって、決してクレームではない。
それなのに、嫌そうに、面倒くさそうに返ってくる。
なんなら小馬鹿にされたことさえある。
こうしたことがコロナ禍を経て感じることが多くなった。
コロナ禍前はなかったなぁと思うのだけど、なぜだろうか。
人との距離を保ちながらでも感じよく接することはできると思ってる。
距離を保とうが、マスク越しだろうが、ただだか2年と少しで基本的な人との接し方は変化しないと思うのだけど、なぜそんなに嫌そうなのか。
私がいけないのかと考えると、変わった事と言えば年齢だろうか。
そうした接し方をしてくるのは決まって20代前半の若い世代だ。
この世代からしたら中年は親とかぶるのだろうのか、親に対してするような「こんなこともわからないの」という空気を感じなくもない。
これくらいの年齢って親を、そもそも大人を馬鹿にしていたよね。
私にも覚えがある。
自分で稼げるようになって、仕事が段々できるようになって、一人前になった気分になっていた粋がっていた年齢だ。
覚えがあるだけに接していてつらい。
別に年上を敬えとか、お客様は神様だとか、そういうことを求めていないし、必要ないと思う。
ただ対等に、質問すれば素直に返してもらえると嬉しい。
私はあなたたちの親ではないから、そうした態度を取られてもただ傷つくだけだ。
いつも悲しい気持ちになる。
話しかけなきゃよかったと思う。
昔自分が態度悪くしでかしたあれこれが、きっと今になって自分に返ってきているんだろう。
そう思うと仕方がないことなのかもしれない。
若い世代から学ぶことはたくさんある。
巡り巡って自分に返ってくるということ。
笑顔で接してもらえると嬉しいということ。
自分はもう若くはないんだということ。
私は大人であることは間違いないから、大人げない反応をするのではなく、ただ受け流すように心がけるだけだ。
そして傷つかないように自分を守ることと、率先して親切に人と接するように努力したい。
このぎすぎすした感じが少しでもなくなったらいいなと願っている。
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