東京のジョージ・セル
ジョージ・セル。50~60年代に全盛期だった19世紀生まれの指揮者。昔は「冷たい」「完璧主義」などと揶揄されていたが、21世紀の現在でもその演奏は全く古びていない。SONYもマメに再発売してくれる。手兵クリーヴランド管との名盤の数々は見事なアンサンブルと緊密な造形により生命力にあふれ、説得力が強く、キリリと引き締まっている。
ところで1970年の大阪万博に因んでは、カラヤン、バーンスタイン、ブーレーズ、ヨッフム、プレートル、ロジェストヴェンスキーなど多くの巨匠が来日公演をして