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ハイティンク 巨匠への道

1988年度レコード・アカデミー賞(全集)。70年代初めくらいまで「凡庸」などと評していた日本の評者が「室内楽的な純度の高さ」「聴き手の心を揺り動かすヒューマンな温もり」「ワルター以来」などと絶賛したターニングポイントとなる録音。
察するに当時ピリオド奏法による小編成の演奏が急速に台頭してきた時期であり、大編成オケながらややそれらに寄っているところが評価されたのかも。
時代の流れとは言え、演奏そのものは大変立派です。
ベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
ベートーヴェン
交響曲 第3番「英雄」(1987)
エグモント序曲(1985)

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