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『甘いもの』が食べたいとき

無性に甘いものが食べたい!
食後には甘いデザートが必須!
気づいたから甘いお菓子を食べている!

そんな事ないですか?

『甘味』を欲するにも理由があるのでぜひ知って自分の状態を把握したり、体調管理などにも活かしてみませんか?

甘いものを摂った時の体の反応

体に糖質が入ってくると、脳から幸福を感じるホルモン(セロトニンやドーパミン)が出て、疲労やストレスをやわらげます。ですが、あくまでも和らげるだけで解消はしていません。
そしてこのホルモンが出なくなると、また疲労感やストレスを感じるようになります。そして疲労感をやわらげようとまた何かを食べたくなる悪循環。
こんな風に疲労やストレスを解消するために甘いものが欲しくなり続けている方は『糖質中毒』『糖質依存症』と呼ばれます。

糖質中毒の方の特徴は
・甘いものを大量に食べないと気が済まない
・いつでも甘いものを口にしていないと気が済まない
・疲れやすく甘いものを食べると元気になる  など

身体に出る症状は
・頭痛
・集中力の欠如
・落ち込みやすい
・怒りっぽい
・疲れやすい
・朝起きるのが辛い  など

これらに当てはまる方は要注意です!!糖質に依存して中毒になっているかもしれません!

東洋医学的な甘味の役割

東洋医学では『五味』と言って味覚が体に及ぼす影響もあります。
甘味は消化を統括している『脾』に影響します。『脾』は臓器の脾臓ではなく、消化器系の働き全般を統括するところとされていて胃腸と深いかか関わりがあります。
胃腸の他には『思』と言って思うことや思考、湿気やむくみや水分代謝などとも関係します。

東洋医学では適度な甘味の摂取は、胃腸の働きを助け、元気を養い、痛みや緊張を緩和するなどの作用があります。なので東洋医学的にみても甘いものは元気を出してくれます。
ですが、同じく甘いものの摂り過ぎは脾を疲労させて弱らせるので注意が必要です。

脾が弱っているときの特徴
・クヨクヨしやすい
・悩み事が続いている
・むくみがひどい
・軟便や下痢が多い
・食後に眠気が出る
・痰がからみやすい
・力が入りにくい
・出血しやすい
・内臓が下がる  など

糖質中毒や依存症と似ている部分が多いですよね?
依存を減らしたり、身体への負担を減らしてい場合は糖質の種類に注意してみてください。

甘いものが食べたいときは果物

甘いもの=糖質は取り方によって体にメリットもデメリットもありますが、欲しているときは体も心も間違いなく『疲れている時』です。
疲労を回復することも必要ですが、摂り方にも気をつけましょう。

先ほども伝えた通り糖は体にとっても必要な栄養ですが、摂りすぎると依存しやすいので注意が必要です。
特に『砂糖』には気をつけましょう。精製されている砂糖は胃腸の負担になり、体を冷やしてしまう作用もあります。砂糖を摂るなら、白い砂糖よりも黒い砂糖が望ましいです。

そして理想は、砂糖よりも体にかかる負担が少ない果糖を摂る事です。果物で果糖は摂れますが、中でもリンゴ・ナシ・黄色いキウイ・いちご・ブルーベリーなどはおすすめです。
逆に果物でも、バナナ・もも・パイン・グレープなどは食べ過ぎに注意が必要です。

ジュースなどに入っている果糖ぶどう糖液糖や人工甘味料はもっと身体に負担がかかるので一番気をつけてほしいです。

糖質の過剰摂取は肥満にもつながり、糖尿病やほかの生活習慣病の原因にもなります。

甘いものを摂る時は十分に気をつけて摂りましょう。


Amanoteでした




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