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社会人としての節度

近現代社会に生きている以上保守要素、自由主義、社会主義要素が民主主義、資本主義社会に入っています。そのため否応なしでもそれを受け入れる必要がある。拒絶する事は不可能である。

保守要素であるが、簡単に云えば人治権威を信じない思考です。そして人治権威を抑えるブレーキを貴ぶという事です。

教祖やアイドルへの権威主義に陥らない思考です。議会と行政の一体や民間と公的の一体を訝しむ思考です。スピリチュアルや陰謀論に違和感を持てる思考です。軍産複合的な考え方よりも文民統制を貴ぶ思考です。

自由主義は保守要素とセットです。自分が権力を得たら権力濫用を抑えるシステムで自らを抑制する事です。

市井側であれば他者危害原則を鑑みならもパブリック毀損は許容しない指針が必要となります。抑圧委譲側には決して立たない姿勢が要となります。

そうする事によって私たち1人1人は快適に自由な言論や表現を行えます。
楽しい文化活動もそのなかで行えます。

社会主義要素では究極的に社会階級や貧富格差は是正不能であってもある種の社会的補填やパブリックな公共財は大切にするという思考です。公共財を無駄なものとして切り捨てる必要は微塵もないという事です。

ゆえにこの3つの要素はどれも不可欠なものです。

この3つを日々守っていくという些細な心掛けや公共性の維持こそ近現代社会を生きる社会人としての節度と云えます。

「社会のためになる」という主題は何も大きいプロジェクトを遂行するという事とは必ずしも云えない。こういった近代ファクターを共有しながら余計な事をしない事が求められているのです。

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