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何でもやってみないとわからない
小学生の頃の話。
小学校3年生くらいまでは運動に対してとても苦手意識を持っていて、正直嫌いでした。体育の授業なんてなければいいのに、と思っていました。
3年生の時の担任はボクシングをやっていたくらいのスポーツ大好き先生でした。僕が昔から肥満体型だったことを気にしてくださっていたのだと思いますし、運動に対しての苦手意識や食わず嫌いな態度を見て、サッカーの特設クラブにものすごい勢いで勧誘してきました。
特設クラブとは中学の部活動のように希望者だけが参加するもので、当然自分としてはそれに参加することなど考えるはずもありませんでしたが、熱心に声をかけられた結果「試しにやってみるか」という形で入りました。
特設クラブですから、それに参加している人の多くは、いわゆるスポーツ少年的な運動神経の高い体育でもいつも目立つようなタイプばかりで、最初はやはり場違いだなと思いながら参加していました。模擬試合をしても迷惑かけているようにしか思えないし、そもそもルールもあまりわかってない。
サッカーのテクニックは一向に上達しませんでしたが、朝練や毎週土曜日はお昼から夕方まで体を動かしていた結果、運動することが苦ではならなくなり、持久力もついてきて、楽しくなっていきました。サッカークラブは卒業まで続けていました。
また、5,6年生の時、うちの小学校が体育の研究授業の指定校になっていて、定期的に他校の先生がたくさん見学に訪れるようになりました。クラスごとに種目を決められ、僕のクラスはマット運動でした。
とにかくどこまで子どもたちがハイレベルなところまで行けるか、各担任が躍起になっていた感がありまして、空き教室には常設でマットが敷かれ、休み時間になればその教室へみんな行き、グルグル回り、授業を超速で終わらせて最後の数十分をマット運動に割り当てる、そんな2年間を過ごしていました。だから全員朝から帰宅までずっと常に体操着。
最初は僕も含めて体がバキバキだった人が多かったのですが、続けていくと柔軟性がついてきて、最終的にはクラス全員が手をつかないで開脚前転ができるようになったり、中にはかなりアクロバティックな技ができる人もいました。
あれだけマット運動をやらされていたので、未だに当時のことは鮮明に覚えていますが、かなりハイレベルだったと思います。
こんな小学校生活を送ったおかげですっかり運動が好きになったし、苦手意識がなくなりました。中学生になってからも例えば跳び箱でハンドスプリングって言うんでしたっけか、両手をついて空中で一回転して飛び越える技とか普通にやってました。今考えるとすごいな。
何でこんな昔話をしたのかと言いますと、少々思うことがあって導入として小学生の時の話をしたのですが、文字数が多くなったので続きはまた明日ということで。
荻原明(おぎわらあきら)
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