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呼吸を正しく理解する( #今朝の一言_ラッパの吹き方 )
毎朝7:30に荻原個人のTwitter(現X)と、Facebook「ラッパの吹き方」ページにて更新しております #今朝の一言_ラッパの吹き方 。
トランペットのことや音楽に関する「ちょっと参考になる一言」を、すでに2年ほど毎日更新しております。まだご存じない方はぜひハッシュタグ経由でご覧になってください。リツイート(リポスト)もどんどんしていただけると嬉しいです。
先日はこんなことを書きました。
管楽器における呼吸は未だ都市伝説的な領域を抜けない部分が多いです。そもそも、横隔膜や肋間筋が働く(収縮する)ことで肺の外側にある胸膜腔が陰圧になり、空気が体内へと流れ込んでくる、という吸気本来の仕組みをまずは正しく理解するべきだと思います。#今朝の一言_ラッパの吹き方
— 荻原明(おぎわらあきら): トランペット (@ogiwara_a) February 27, 2024
呼吸は主に酸素などを摂取する行為です。一方で演奏に必要なのは空気圧であり成分は関係ありません。
— 荻原明(おぎわらあきら): トランペット (@ogiwara_a) March 1, 2024
このあたりを混同しないよう注意しましょう。健康に演奏し続けるために新鮮な空気を定期的に取り入れること。その延長線上に管楽器の演奏があります。#今朝の一言_ラッパの吹き方
他にも呼吸に関することを数日間連続で投稿しました。
管楽器は呼吸と密接な関係があるはずなのに、なぜか多くの指導者がその知識を持っておらず、憶測や感覚的な言葉で呼吸について説明していることがずっと気になっています。
音楽そのものは抽象的で感覚的な側面もありますが、呼吸は人体の仕組みによるものですから、ここは具体的でなければいけません。
指導者が気をつけたい呼吸に関する言葉としては、
・たくさん吸って
・全部吐いて
・1拍前で吸気を促す
・「息」という曖昧なワードの使用
・楽器に息を入れる
・たくさん息を使う
他にも沢山ありますが、指導者がこうした言葉を勢いで使ってしまうと奏者のほとんどは「具体的な方法」と捉えてしまい、かえって楽器が響かなくなったり、人体の構造に反した体の使い方になって負担をかけて息苦しさを感じさせてしまいます。
呼吸の仕組みについて正しく学んでみませんか?
荻原のレッスンでは最初の数回、呼吸に関して必ず解説と実践をしています。呼吸を正しく理解した上で、それが演奏に反映できるまでは、しつこくお話するように心がけているのは、それだけ管楽器の演奏が左右されるからです。
ご自身の演奏をもっと安定させたいとお考えでしたら、ぜひ単発参加型のツキイチレッスンにお越しください。
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1ヶ月に複数回開催しているツキイチレッスンは、音楽教室のように入会金や毎週何曜日の何時にレッスン、ということはなく、ご自身が受けたい時に受けたいだけ受けられる単発参加型です。
ですので、内容も今、ご自身が一番知りたいこと、身につけたいこと、やらなければならないこと(本番近いので譜読みをしたいなど)、何でもOKです。
このレッスンを利用してご自身の呼吸が正しくできているか、より良い演奏をするためにどうすれば良いかを具体的に知ることができます。
今後の開催日やお申し込みはこちらから
概要を理解するには「呼吸講習会」にお越しください!
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5月12日(日)14:00から、呼吸に特化した講習会を開催致します!
人体の呼吸の仕組みから実践までを2時間みっちり行います。こちらはトランペットに限らず、すべての管楽器奏者、部活動の指導者や顧問の先生、管楽器講師の方など皆様にご参加いただければ幸いです。
予定しているプログラムはこのようになっています。
1.呼吸とは何か
2.日常の呼吸の仕組みと働く器官
3.管楽器演奏における呼吸とは(生きるため、長く演奏するため)
4.管楽器演奏における吸気
5.管楽器演奏における呼気
6.実践(演奏におけるブレス)※楽器をお持ちの方は音を出しながら実践
7.質疑応答
定員14名で、お一人 3,300円(税込)です。個人で演奏されている方はもちろんですが、ぜひ同じ楽団や部活の方と一緒もお誘い合わせの上、お申し込みいただければと思います。呼吸を正しく理解した者同士がアンサンブルすると演奏が見違えるくらい良くなります。
呼吸講習会のお申し込みはこちら
ご参加お待ちしております!
荻原明(おぎわらあきら)
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