経営学で学んだ競争力を日常生活に活かしてみた
今回のテーマはものづくり経営学の最強の先生でやる藤本隆先生の教科書生産マネジメント入門 (めっちゃ分厚い)を全ページ読んで学んだ、経営学を日常生活にどのように応用できるかについて話します。
まず企業は日々他の企業と競争しなくてはいけません。顧客から他社ではなく自社を選んでもらえるように努力をしているわけです。これって私たちの生活でも同じですよね、仕事でも恋愛でも副業でも趣味でもなんでも人に選んでもらう力というのは私たちにも重要なものとなっています。この企業の努力について知ることで私たちの生活にも生かせるんじゃないかということが今日のテーマです。
藤本先生が おっしゃっている競争力についてなんですが、会社の競争力というのは 4層に分かれています。
1層目は収益力、これは会社の儲けだったり株価というものです。
次に2層目が表の競争力これは製品の価格性能やブランドなどのことを表します。
そして3層目は裏の競争力。裏の競争力というのはお客様から直接見えない現場の実力をはかる指標と言えます。生産性であったりコスト、生産にかかる時間開発にかかる時間、開発生産性などが挙げられます。
そして最後の4層目の一番深い層にものづくり組織能力というものがあります これは他社が簡単に真似できない現場でできることのレベル を表します。整理整頓であったり、清掃、問題解決、改善の仕組みなどです。
簡単に言えば競争力というのはいくつもの層に分かれていて見えない層が表の層を支えているという構造です。この経営学のフレームワークを私たちの生活に生かしてみるとどうでしょうか。
一層目は収益力、これはその人が選ばれる力をいえるでしょう。例えば就活で成功したり、転職で成功、仕事で昇進、あらゆるSNSでフォロワーを獲得、金を稼ぐ力、もしくは異性にモテたりといった物が挙げられます。
二層目は表の競争力、これは目に見えるその人が優れている点ですね。例えば仕事であるならばコミュニケーション能力が優れている、恋愛であるならば顔つきや体つきがいいと言ったようなことです。
そして3層目は裏の競争力、これは目に見えないがその人の持っている長所です。例えば論理的な思考力を持っている、体力や自信を持っているなど、直接的には見えないがその人の長所などを構成している要素です。
そして最後に4層目はものづくり組織能力、これは個人の場合は習慣力といえるでしょう。裏の競争力を鍛えるための日々の努力行為を示します。毎日の日記を記録する、毎日何かしら反省して次に生かす、毎日運動をする、毎日眠る前にはブルーライトを浴びない、など本当に日常生活の細かな部分を表します。
それではこの競争力を上げるために私たちは何をすればいいのでしょうか。ヒントは日本の代表的企業であり、日本企業が低成長の中唯一海外の大企業と戦えていたといえるトヨタにあります。
トヨタは競争力を上げるために、まず現場を鍛える から始まります。現場の人に改善活動を徹底的に意識させ、工場の整理整頓など最も深層であり最も基本的なことを徹底的に改善することを意識します。まずものづくり組織能力を上げる、その後結果として裏の競争力が上がり、そして表の競争力が上がり、最後に収益力がつくという順番です これって 日常生活に行かせませんかね 。
何かゴール(転職でも金稼ぎでもモテたいでも)があるときにどこを鍛えることを意識しますか、それはまず表の競争力ですよね、でも表の競争力を鍛えるためには、裏の競争力が必要、裏の競争力をつけるには習慣力が必要。結局何事も自分が成し遂げたいことがある時は、その目標を達成するために日々の行動ベース、習慣にまで落とし込む必要があるんですよね。そして習慣を日々改善させていく、そうすれば結果的にゴールに到達するということになります。
結局その人の力量は習慣に現れると考えています。筋トレなどの運動だったり、生活環境の整理整頓、睡眠環境の整備、瞑想、食生活の管理、毎日の学び読書、アウトプット、日記、毎日の習慣を構成する重要な要素は挙げきれません。今日から一つでも良い習慣を身に付けて、悪い習慣を一つ無くして、私たちの競争力を上げましょう。
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