9月下旬 はじめに言葉があった
現代詩作マニュアル詩の森に踏み込むために 野村喜和夫”詩を読む人のために”に引き続き、詩の入門書。
こちらは書かれた年代が新しく、取り上げる詩も全て現代詩だった。ネットでの詩の在り方についても言及がある。
はじめに、現代詩とは戦後詩であるとしたうえで歴史を紐解きながら思想の流れを追う。
電車の中でぼんやり読んでいたのだが、鮎川信夫の”死んだ男”が引用されており思わず泣きそうになった。
Mとは鮎川の詩友で、太平洋戦争で戦死してしまったそうだ。
鍵かっこの部分がMの言葉だろ