10月下旬 デジタルシノギ
大学に復学したせいか、収入の確保が難しくなってきた。そのくせ出費はとめどなく、インターネッツを利用したシノギをかんがえないとなぁ。
飛ぶが如く 2 司馬遼太郎
引き続き読んでいる。
2巻は征韓論をメインで描いているようだ。
中でも心惹かれたのは三条実美に関する表現だ。公卿とはこういう生き物で、武士とはこういう生き物で、といった取材に裏打ちされた偏見がたっぷりだった。しかし著者はその偏見を言い淀まずに連ねるから、実在人物の枠を超えた魅力が演出される。
史実をドラマティックに描く才は見事としか言いようがない。
三条実美の女性的な性格・優柔不断さを表す文章表現は魅力的で、「ホホ…」という笑い方ひとつとっても公卿らしいおしとやかさが伝わる。実際に写真を検索したらおじさんが出てきた。そりゃそうか。
征韓論に関して廟議が決裂する寸前まで描かれた。これでまだ2巻。あと8巻何を書くのか想像つかない。