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絶賛なき駄作の末路

消費してもらうためだけに作る
商品も悪くはないだろう。

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売れるは売れるし、
当たって話題になれば
活躍できる基盤を築けるし
食べてもいける。

しかし、業界、市場に
しっかりと爪痕を残し、

両足を埋め込んで
自分の立ち位置を、
揺るぎないものにするにはー

目の前のトレンドや
時流ばかり考えていて
作品を作っていては
いずれ消えることになる。

私たちアーティストが
常に目指すべきはー

"衝動"

人についつい
話したくなるようなー

家族や友達や
仲の良い人たち全員に
全力で勧めたくて
ウズウズする…

何度も何度も夢の中でも
見返してしまうそんな作品。

強烈に脳裏に焼き付く代物を
1つでも生み出すことができればー

永遠に語り継がれる
"カイブツ"になれる。

こんにちは。

かりそめです。

肉体労働」をぶっ壊ーす❤️

情報が増え、作品が増え、
それに合わせて消費も
フルスロットルで
加速していくこの現代において

毎日、配信を余儀なくされる
私たち製作者は
常に焦りを覚えています。

もっと良いものを
もっと素敵なものを
たくさん市場に生み出さないと…

すぐに置いていかれてしまう。

すぐに忘れ去れてしまう。

すぐに消えていってしまう

という思いが
胸を締め付けます。

しかし、
焦りに詰め寄られ
追い込みに負けて

薄っぺらい駄作を
どれだけ世に出そうとも、
結局ゴミ扱いされるだけで

今話題の中心となっている
巨匠たちの作品を
より確固たるものにし、

己の短命加減により拍車を
かけることになってしまう。

こういう時代だからこそ、
消費が加速する今だからこそ、

考えるべきはインスタントな
しょうもないクソみたいな内容を
量産していくことではなく

心臓にズブっと突き刺さる
一生、忘れることができない
"名作"を生み出すことです。

命をかけて"神品"を作り上げる。

最初は売れなくてもいい。

一気に話題にならなくてもいい。

見た人、知った人が
時間をかけてジワジワ
増えていくような
そういう渾身作を作ったら

あとはー

ビール片手にタバコでも吸って
爆発するまで待てばいい。

導火線に火をつけた
爆弾を想像して欲しい。

そう。

あとは時間が"全て"
解決してくれる。

あの皆さん、ご存知の映画
ショーシャンクの空に」。

あの映画は1994年に
公開されたんですが
公開当時は全く話題にならず
興行的には失敗。

当時、映画は「パルプフィクション」、
「フォレスト・ガンプ」
「スピード」といった
ビッグタイトルが超大人気で
とても注目を浴びていました。

地味な内容だった本作は
隅っこに追いやられたんです。

当初、全米で1000館にも満たないところで
か細く上映され、なんとか制作予算が
回収できたくらいの利益だったようです。

私も映画好きで当時も
映画をよく見ていましたが

先程の大人気映画に出ていた
主役たち

・ジョントラボルタ
・トムハンクス
・キアヌリーブス

のことはよく知っていましたし、
彼が出ている映画なら見たい
そう思っていました。

たとえ知ったとしても…

ショーシャンクの空?

刑務所の話??

絶対、おもんないやん!

となっていたと思います。

それが数年後に突如、弾けます。

ビデオ販売、レンタルビデオで
"今世紀最大の感動作"として
口コミが起こります。

その後「ショーシャンクの空」には
空前の大人気ヒットを記録。

コンテンツ販売のみで
1億ドル以上の収益を叩き出し、

当時、映画に出演していた
無名の俳優たちはテレビで
再放送される度に
出演料を受け取っており、

今も月に8万円ほど
もらっているとのこと。

恐るべしショーシャンク。

まさにドル箱。

この日本でも
不朽の名作」というのは
いくつかあり

音楽業界であれば
松崎しげるさんの「愛のメモリー」や
高橋ジョージの「ロード」なんて
まさにです。

この1曲だけで彼らは
一生食っていけるでしょう。

そして、今後、
末長く語り継がれる作品の
一つになると思っているのは

西野亮廣さんの
えんとつ街のプペル

まもなく映画化もされるとのことで
なかなか話題になりにくく
新規が売れにくい
絵本という市場において

5,000部売れれば
ヒットと言われる業界で
現在40万部を超えており、

これは異例のヒット作
言えると思います。

名作というのは
優秀な人間と同じで
年を重ねるごとに
その輝きを増していきます。

あのサグラダファミリアのように
定期的に補正修正を施さずとも
朽ちることなく語り継がれていきます。

まさにリンディー効果

これは経済学の法則で、
ニューヨークのショービジネス界の
重鎮たちが集まり、どうやって
これから業界を盛り上げていくかを
話し合うのによく使っていた
レストランの名前を取ったもので

1日存続するごとにその後も
存続する可能性が高まる

という法則です。

作家でありトレーダーでもある
ナシーム・ニコラス・タブレは
こう書き記している。

「40年間出版されている本があれば
もう40年出版される」

「ところがここがとても重要なのだがー
もう10年生き残った本は、
もう50年出版し続けられる」

「つまり、消え去らずに
1年もつ度に作品寿命は2年増える」

売れるかどうかビクビクしながら
弱気になって作る作品が
売れるとは私は到底思えません。

あなたのその予想は当たっています。

あなたが心動かされないものは
他の誰の心も動かさない。

明日、需要がなくなるかもしれない
付け焼き刃な作品を
寝食を削って量産する人が
ここnoteでもよく見かけますが、
私は絶対オススメしません。

手荒な真似をしてもいい

さぁー

どれだけ時間をかけようとも
彼らの度肝を真っ向から貫く
鍛え抜かれた"逸品"を死ぬまでに
この手で生み出そうじゃないか。

かりそめ

追伸1

私の処女作です。

すでに5000人が読んでいて
1万人突破は時間の問題です。

その時が来るまで
このまま放置で
見守りたいと思います。

これは余談になりますが
ショーシャンクの空にの主役は
ブラットピットの予定だったんですが
スケジュールが合わず無名の役者が
急遽やることになったようです。

運命のいたずらは面白いね。

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