新米パパは「新入社員」なので先輩ママの指導と謙虚さを忘れずに【育児哲学#24】
【哲学】
自分の商売や出世のためなら、
誰でも大いに努力する。
しかし、自分の家で
幸福になるためには、
何もしないのが普通である。
◆フランスの哲学者 アラン『幸福論』引用
たいていの人は、ビジネスで成功するための努力を惜しまない。けれどもビジネスと同じように、パートナーや家族との関係を良くするために努力を惜しまない、という発想ができる人は少ない。家族では何もせずに幸せでいられることが理想とされるが、そう簡単な話ではない。「親しき仲にも礼儀あり」と言われるが、幸福な家庭を実現するには、まさに礼を尽くす必要がある。
新米パパは育児を張り切るとママをイライラさせます
育休制度が浸透してきたり、在宅ワークが増え、育児に協力的なパパが増えています。
ですが残念なことに、新米パパのたいはんは育児を張り切るとママをイライラさせます。
ママがイライラする要因としてあるのは「手際がわるい」「やり方が違う」「空気がよめてない」「都合の良いときだけお世話をする」ということがあります。
新米パパは「新入社員」と考えて行動してください
これから育児を頑張ろうとする新米パパ、その育児にイライラする先輩ママにアドバイスです。
新米パパは「新入社員」と考えてみてください。
◆新米パパへ
あなたが新入社員だったころを思い出してみてください。
・いきなり先輩の話をきかずに仕事をしようとしましたか?
・仕事をするまえに、その仕事に対しての情報や知識を事前に勉強してませんでしたか?
・1日のスケジュールや備品のチェックなど事前に確認したでしょうか?
・先輩の仕事を謙虚に見て学び、マネして失敗してもくじけず頑張ろうと思いませんでしたか?
・都合のいいときだけ仕事するなんて思いませんでしたよね?
◆先輩ママへ
あなたはその仕事場の先輩だと想像してみてください。
・新入社員にいきなり厳しい指導をしたでしょうか?
・新人が失敗してもすぐにイライラして怒っていたでしょうか?
・新人になにを指導し、共有したほうが良いか考えましたか?
・いっしょに仕事をする上で、新人の適正と役割分担を考えましたか?
・頑張った新人に先輩から「ありがとう」のねぎらいの言葉をかけましたか?
先輩ママは新入社員に優しく指導と家庭内ルールを
家庭を職場だと思って行動すると夫婦の関係でも「新入社員と先輩」という相手のことを思った(礼を尽くした)行動ができます。
また、新米パパも仕事だと考えると先輩ママの偉大さを知ることになるでしょう。
先輩ママも新人の仕事がまあまあできるようになったら、担当案件をつけてあげてください。
「部屋の掃除」「オムツの用意」「ゴミ出し」「寝かしつけ」「お皿を洗う」は新人パパの担当。後は先輩ママがやるけど、先輩が他の仕事で手が離せないときはサポートしてね。失敗しても怒らないから。
などの、家庭内の担当やルールを決めて起きましょう。
そうすることで、ママのイライラもだいぶ解消され、新米パパも無事に育児に参加できるでしょう。
まとめ
パパもママも子どもを幸せにしたい気持ちがいっぱいで、お互いのことに気が回らないことがあるかもしれません。
協力しながら、なるべくコミュニケーションをとり、そして感謝の言葉を伝えてください。
それが、家庭内の幸せにつながっていくいちばんの秘訣です。
パパの育休が終わったあと、ママの負担がおおきくなったときは、こちらの記事が育児の役立つと思います。よろしければあわせてご参考ください。