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【分子栄養学】ビタミンサプリを飲む前に知るべき理論

今回は私の栄養学の土台となっている分子栄養学の1つの理論”パーフェクトコーディング理論””確率的親和力”について解説していきます。


【最後まで読んで分かること】
・ビタミンが全く足りていなという事実
・なぜ人によって体質が違うのか
・身体の不調の根本的な理解


①コーディングとは

私たちの身体の中では絶え間なく「代謝」が行われています。
この代謝が行われるからこそ私たちは細胞は様々な活動を行ってくれます。代謝が止まったら死んでしまうということです。

コーディングとはこの代謝の始まりから終わりまでの事を言います。

要するにコーディングが上手く行えないと体内の機能に影響がでて、身体は不調になります。

先に述べておきますが人々の体質の違いやアレルギー、病気、鬱などはコーディングの流れが上手く行えていない為生じてしまいます。

花粉症の方も体内でうまくコーディングが行えてないということです。
つまり、栄養失調なのです。
花粉症に関するnoteは別に書いてあるので詳しく知りたい方はこのnote読み終わった後に読んでください。

代謝やコーディングと聞いてもまだしっかり理解できてないと思います。
ここでストレスホルモンの生成を例にして分かりやすく紹介します。

②コーディングの流れを見ていこう

あなたはストレスを感じます。
そうするとストレスに対抗するためこと時副腎皮質から「副腎皮質ホルモン」を分泌します。
このホルモンを作ることができないとあなたはストレスに負けて健康レベル急低下してしてしまいます。


STEP1:まずストレスを受けると細胞が情報を受けて仕事を始めます。
STEP2:副腎皮質の細胞は副腎皮質ホルモンの材料である「コレステロール」に働く酵素を作ります。
STEP3:その酵素の設計図となっているDNAをコピーして、コピーを真似して酵素を作ります。
STEP4:その酵素がコレステロールに働きをかけてヒドロキシコレステロールに変換します。


これが副腎皮質ホルモンを作成するための第一段階です。
この後にも様々な酵素が働き最終的に副腎皮質モルモンが出来上がります。

コレステロールをヒドロキシコレステロールに変換する酵素は、「ナイアシン(ビタミンB3)」の助け(結合)がないと働けません。

コレステロール+⦅酵素+補酵素(ナイアシン)⦆=ヒドロキシコレステロール

酵素が働くときには補酵素(ビタミンやミネラル)がないと働くことができません。
酵素と補酵素は切っても切り離せないビジネスパートナーのようなもの。

つまりどれかの栄養素が欠けると副腎皮質ホルモンが作れないことになってしまうことが理解できたと思います。

ここまで読んでくると分子栄養学が面白くなってきます。
ではここで問題です!!!

Q:ストレスに弱い人はどのようなことが考えられるか?

考えられる点は2つあります。
このnoteを全部読み切るころにはわかります。

この答えは後ほど。

③コーディングをパーフェクトに近づけるには

上記でも述べましたが、コーディングに関わる栄養素が欠けると代謝物質は作ることができません。

先程の問題の答え1つ目は、
A:ストレスに弱い人は抗ストレスホルモンを作る栄養素が不足していることが考えられる。

これは分かりやすい答えですね。
ホルモンを作る為には様々な酵素や補酵素がたくさん働くためそのどれかが欠けてしまえは作ることはできない。

家を作るときに材料がなければつくることはできないのと同じです。
つまりコーディングをスムーズに行うためには栄養素をしっかり満たすこと必要なのです。

しかし代謝をスムーズにするためにはもう少し勉強する必要があります。
次の④では一般的に言われる体質の違いがなぜ存在するのかを科学的に解説していきます。

体質の違いだからぁ、などの言い訳は通用しなくなります。

④確率的親和力とは

確率的親和力という理論を理解するためにここまでの復習を行いましょう。


・私たちの身体は常に代謝活動を行っている
・酵素+補酵素=代謝生産物
・つまり酵素や補酵素、素材となる栄養素が欠ければ代謝に支障が出てしまい、身体の不調の原因になってしまう
・代謝をスムーズにするためには代謝に必要な栄養素を満たす必要がある。


酵素と補酵素が代謝に不可欠なのはもうご理解いたけたと思います。

確率的親和力とは酵素と補酵素が結合する確率はのことです。
つまりこの確率が高ければ代謝はスムーズにいくし、確率が低ければ代謝活動に支障が出やすくなってしまいます。

また少し頭がこんがりそうなので簡単な例えを上げていきます。

家族の中でいつもほとんど同じ食事をしているのに兄は風邪になりにくく、弟は風邪になりやすいというケースがあります。
つまり、兄は免疫力に関係する代謝物質の確率的親和力が高く、弟は免疫力に関係する代謝物質の確率的親和力が低いことになります。

おっと!さっきの問題の2個目の回答が思いついましたね!

A:抗ストレスホルモンの確率的親和力が低いと考える。

つまり、今まで体質と言われていた多くのことがこの確率的親和力で説明がつくわけです。

次は体質の違いをうめるにはどうすればいいのでしょうか?

⑤身体の不調をなくすには

いよいよこのnoteの最も大切な話になります。

ここまでを話を簡潔にまとめてしまえば、コーディングをスムーズに行うことができれば身体が不調を抱えないという考えになります。

この考えを「パーフェクトコーディング理論」と言うわけです。

ではどのようにすればコーディングを極限まで高めることができるのでしょうあか?

先程の確率的親和力の話がカギになります。
酵素と補酵素が結合する確率が違うわけです。
つまり、この確率の違いが体質の違いになります。

コーディングをスムーズにするには確率を高めてあげればよいのです。

酵素と補酵素は体内で結合するわけですが、確率の高い人はぎりぎりの数でもうまく結合して代謝生産物を作れます。

しかし、確率の低い人はなかなか酵素と補酵素が結合せずに代謝生産物を作ることができません。

100の素材で10個のものを作れる人と、100の素材で5個しか素材が作れない人がいるわけです。

つまりこの差を埋める為にどうしたらよいのか?

素材(酵素と補酵素)を増やせばよいのです。

つまり、タンパク質とビタミンやミネラルの量を増やす必要があるのです。

どのくらいの量で個人差が埋められるはこれも個人差がある為一概には言えませんが参考程度に私がどのくらいのビタミン、ミネラル、タンパク質を摂取しているのかを最後に記載します。

一言だけ述べると、ビタミンに関しては厚生労働省推奨量だけでは確実に足らないということです。


●パーフェクトコーディングを実現するためのまとめ
・代謝活動に必要な栄養素を摂取する
・栄養素の量を考え確率的親和力を最大限高める











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